SSブログ

わが回想のアルプス [ヨーロッパアルプス]

今年、米寿を迎えられる近藤等さんは、長年にわたってヨーロッパアルプスの峰々に足跡を残し、国内外の岳友とザイルと交友を結び、数多くの著作や翻訳を通じてその素晴らしさを紹介し続けてこられました。ページを開けばそこにはアルプスの青い空と白い峰、天をつく岩峰、数多くの美しい写真に息をのむばかりです。

かつては山の古典と呼ばれる出版物がたくさありました。美しい景色ばかりではなく、様々な困難な試練を乗り越え、ページをめくるたびに一歩一歩高みを目指していく高揚感を感じたものです。登山ブームと逆に最近では見かけることがめっきり少なくなってしまいましたが、図書館や古本屋さん、誰かの本棚で見かける度に山をそよぐ風を感じ、懐かしい気分にさせてくれます。出版されたばかりですが、この本もそんな古典になりえる一冊
です。

後半には、フランス、スイス、イタリアにわたるアルプスの珠玉の登山紀行が綴られています。アルピニズムの精神、山へ登ることへの憧憬、熱い情熱をひしひしと感じます。そして共に登ったパートナーとの交友も心温まります。この本を読んでから、ここ最近アルプスのことばかり考えています。シャモニやツェルマット行きたい・・・


わが回想のアルプス

わが回想のアルプス

  • 作者: 近藤 等
  • 出版社/メーカー: 東京新聞出版局
  • 発売日: 2010/03/01
  • メディア: 単行本



nice!(22)  コメント(5) 
共通テーマ:
ブログ村へ

nice! 22

コメント 5

雉虎堂

アルプスは遠いなあ(^^ゞ
でっかい夢ですね♪
by 雉虎堂 (2010-04-17 20:21) 

肉球

日本のアルプスにしか行ったことがないです。
本場はもっと峰が高く、絶景なんでしょうねぇ。
by 肉球 (2010-04-18 11:22) 

hiko

最近全然山に行ってないです。。
ヨーロッパアルプス、また是非行きたいなぁと思います。
ギリギリの世界の人の山の話は、また凄そうですね!
by hiko (2010-04-18 22:32) 

montblanc

☆雉虎堂さん
アイルランドの噴火で飛行場麻痺しているようです(^^);
昔は横浜から船で出国し、シベリア鉄道で現地入りしたそうです。

☆肉球さん
日本のアルプス、実は全国にたくさんあります^^
山も素晴らしいですが、そこで人が築いてきた登山文化にも惹かれます。

☆hikoさん
山に行けなくても、そこに山があると思うだけでほっとします。
鍛錬すればするほど、より困難な道に挑戦できますね。


by montblanc (2010-04-20 00:10) 

mint_tea

アルプス…私は本当にただ安全地帯から眺めて、
ただただ感嘆するだけですが、そこにいるだけで
純粋な気持ちになれるような気がします。
シャモニーやツェルマットでまたゆっくりしたいです。。
by mint_tea (2010-04-23 21:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
   最新記事のまとめ読みと
   So-net以外のRSS登録▽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。