天使と悪魔 文庫版（上・中・下）

ローマといえばやはり、バチカン市国を抜きにしては語れないようです。通りにはローマ法王の看板や関連品がずらり。いったいどれだけの影響があるのか計りしれません。そしてカトリックの総本山、サンピエトロ寺院に向かいました。ミサの日ということもあり、広場には連なる観光バスから列が途切れることなく教会に向かいます。その他にも大勢の一般観光客が大きな協会に吸い込まれていきます。いったいどれだけの人がここに足を踏み入れたのでしょう。教会に入ってすぐ右手にある、ミケランジェロの彫像「ピエタ」に釘付けになりました。深い悲しみの前でいろんな想いが脳裏をよぎります。

バチカン美術館、こちらも入館まで長い行列でした。古代彫像、エジプト美術、絵画館どれをとっても素晴らしい作品が収集されていて見飽きることがありません。初日は時間切れで全部みきれず、２日目は絵画館が突然の休館で彫像を中心に、３日目に絵画館と足を運びましたが、どれだけ時間があっても足らないくらいです。やはりシスティーナ礼拝堂の「創世記」や「最後の審判」は圧巻でした。

この本は映画化もされて有名になりました。舞台はバチカン。ハーバード大の教授がバチカンの法王選挙中に画策される秘密結社の陰謀を暴くサスペンス小説。大爆発を起こす反物質をサンピエトロ広場の上空で処理するシーンなど、あまりにもインパクトが強くてフィクションとはいえ映画の影響力は絶大です。「ダヴィンチ・コード」もしかりです。

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

• 作者: ダン・ブラウン
• 出版社/メーカー: 角川書店
• 発売日: 2006/06/08
• メディア: ペーパーバック

バチカン美術館の螺旋階段、歴史の進行方向は直線ではなくらせんなのではないかと思いました。
サンピエトロ寺院もバチカン美術館も車いすでいけるようになっています。

タグ：バチカン サンピエトロ寺院 システィーナ礼拝堂

コメント 5

映画は兎も角として、本はすっっっっごい面白かったです！
ダヴィンチ・コードもそうですが、
読んだあと、実際にその場所を訪れてみたくなりました。
by リュカ (2011-06-09 07:41) 

天使と悪魔、映画の方、見ましたー。
（といってもテレビで、ですけれど＾＾；）
面白かったです。
ローマ、私も行ってみたいです☆
by ikuko (2011-06-10 12:43) 

秘密結社とか聖杯とか、なんとか伝説とか、日本人には馴染みが薄い気がしますが、
知り合いの外国人にはこの本に拒否反応を示した人もいましたね～
イタリアに行く前にはこれらの本や映画も復習しなきゃ♪ですね。
それにしてもバチカン美術館で3日ですか!!
するとウフィツィやルーヴルでは1週間は必要ですか＾＾;?
> 歴史の進行方向は直線ではなくらせんなのではないか・・・
深い言葉ですね。
どっぷり歴史の世界に私も浸ってみたいです。
絵画的にはオランダにも行きたい……
by mint_tea (2011-06-10 20:29) 

小説を日本で出版されてすぐに読みました。
実に面白い作品でしたね。
6/8の私のブログでも、科学系の記事として
この「天使と悪魔」に触れたところです。
by マチャ (2011-06-11 21:38) 

☆リュカさん
あまりにも本や映像のイメージが強すぎて・・・
ダヴィンチの『最後の晩餐』も聖杯とマグダラのマリアにしか見えなかったり＾＾；
ルーヴルのピラミッドも気になります。

☆ikukoさん
アートの才能がある方が見ると、街も絵も彫刻も全然違うんでしょうね＾＾
ローマはほんとに見所が多くていったい何日あったらよいのか頭をかかえてしまいます。

☆mint_teaさん
これを史実だと思ってしまうと危ないなぁ~と私は感じました。
それ以前に、自分の頭の中にある西洋の歴史を試されたようでした＾＾；
３日通ったのは私の計画不足もありますが、バチカン美術館１日では足りないような気がします。入場待の長蛇に並ぶのも回避したいところです。
コレクションのよいものは、自分に合うものは、見飽きなかったり？
限られた時間の中でどう絵を見るか悩むところですね・・・
友達がオランダに行ってきたら自転車の町で楽しかったといってました。フェルメール、私はとても好きです♪

☆マチャさん
コメントありがとうございます。
コンクラーベとか興味深かったです。逆に反物質は？？？でした。
さっそく6/8のブログ読ませていただきますね＾＾
by montblanc (2011-06-14 14:08)