写真がもっと好きになる。

この本は、このブログを始めた頃に訪問させ頂いていた方が紹介されていた本。長らく手元にあって続編もあるのですが、ようやく最近になって本の扉を開きました。

私は山へ行くとき必ずといっていいほどカメラを持っていくのですが、あまり深いこだわりはありません。心にとどめておきたい風景にであったときにそっとシャッターを押すだけ。どんなに息が上がっていても、ほっとする瞬間です。

デジタルカメラになってからは、メモ代わりに使ってみたりちょっとシャッターを押す行為が雑になっているような気がします。自分が撮った写真を見ることは少ないのですが、ネガのときはプリントされた写真を最低１回は見ました。今は、ほとんど撮りっぱなしになっています。

写真を見るのは、一緒に山の仲間に写真をあげる時やこのブログに写真を選ぶときぐらいです。そしてがっかりすることが少なくありません。自分が見たイメージとかけ離れていることが多いのです。

この本を読み始めて共感することがとても多いです。空の写真とか人物の写真とか・・・、被写体と真摯に向き合うことで、自分の心までも写すことができるのかもしれないなと思わせてくれました。まだ半分しか読んでいないのですが、ゆっくり読み進めたい一冊です。

写真がもっと好きになる。 菅原一剛の写真ワークショップ。

• 作者: 菅原 一剛
• 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
• 発売日: 2008/04/26
• メディア: 単行本

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タグ：紅葉 写真

うめ版

寒さや陽だまりの中で静かにほころぶ梅の花。足を止めてその香りを楽しむぐらいの余裕が欲しいものだ。なんて思っていたら、一面の雪景色。桜の花もいいけれど、私は梅の花も好きです。

「梅」で連想する本、『梅里雪山（メイリーシュエシャン） (ヤマケイ文庫)』という山の本があるのだけれど、気が滅入ってしまうので今回はお預けです。 去年連載が進んで嬉しかった『ガラスの仮面 46 (花とゆめCOMICS)』、そう北島マヤと姫川亜弓が演じる「紅天女」は千年の梅の木の精なのです。山里の梅林を見るとひょっとしたらここが幻の梅の谷ではないかと思ってしまいます。

前置きが長くなってしまいましたが、今回私が選んだのは写真家の梅佳代さんのこの本です。国語辞典と写真集のコラボレーション？「愛情」「命」すてきな言葉で始まるなぁと思っていると「色香」「陰謀」、そして「運鈍値」これは辞書を引きたくなります。一つの言葉に一枚の写真。絶妙な組み合わせなのです。そのシチュエーションを想像するのも面白いですが、写真をみているだけでなんだか元気になります。今の自分の姿、写真に撮って一言で表したら・・・やっぱり今は止めておきましょう。

うめ版 新明解国語辞典×梅佳代

• 作者: 新明解国語辞典
• 出版社/メーカー: 三省堂
• 発売日: 2007/07
• メディア: 単行本

タグ：国語辞典 写真集 梅

雪渡り

近所では陽だまりで梅がほころび始め、立春を過ぎてあたたかくなったとほっとしていたら、身も縮むような寒さ。それでも少しずつ春に向かっているのでしょうか？インフルエンザも流行っているようです。手洗い、うがい、ビタミンCの摂取が最近、私は習慣になっています。

ふかふかのやわらかい雪もお日さまの光をあびると表面が緩みます。そして夜の冷え込みでカチカチに凍るのです。そうすると田んぼの上も森の中も長靴でどこでも自由に歩けるのです。さあ、一面の白い世界、子どもたちの冒険がはじまります。

しみ雪しんこ、かた雪かんこ、不思議なリズムにのって雪の世界に招待される絵本です。宮沢賢治の奏でるファンタジーにどんどん引き込まれていってしまいます。四郎とかん子の幼い兄妹と一緒にきつねの住む森にご招待。雪国の風景や子どもたちの心理描写が素敵なのはさることながら、声に出してよみたい一冊です。

雪渡り (日本の童話名作選)

• 作者: 宮沢 賢治
• 出版社/メーカー: 偕成社
• 発売日: 1990/07
• メディア: 大型本

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タグ：しみ渡り ゆき渡り 童話