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スイス山岳列車の旅 [ヨーロッパアルプス]

「スイスの鉄道のことならこの人に聞いて!」というくらいスイスの鉄道事情に精通した著者による本です。下手な解説はいりません。とにかく読んでいただければ、その魅力のとりこになること間違いなしでしょう。カラー写真もたくさん掲載されており、そのあまりの美しさにうっとりです。路線ごとに紀行が綴られており、まるで一緒に列車に乗って車窓を眺めているかのようです。もちろんお役立ちデータもあり、具体的に旅行を計画するにもうってつけです。スイス鉄道の乗車券ともいえる一冊です。

スイスでは国土を鉄道が縦横無尽に走っています。それは山でも例外ではありません。(山国のスイスでは山を越えたり、トンネルを通らなければ、移動できない事情もあります。)また、スイスが世界に誇る国際的な山岳観光ルートとして多くの登山鉄道が敷設されています。なんと自分の足で登らなくても電車に乗って山登りが楽しめてしまうのです!

車窓から眺める景色はそれは素晴らしいものです。ハイジとペーターがお昼寝していそうな牧草地を越えて、氷河をたたえた険しい白銀の山々が目の前にどんどん迫ってきます。視線を落とせば、そこには一面に咲き乱れるお花畑が広がり、かわいい動物達に会うことができます。山頂の駅で降り立てば360度の大パノラマが堪能できます。途中の駅で降りてちょっとだけ歩くのもいいでしょう。誰でもアルプスの大自然を満喫することができるのです。

<<リンク>>
さすがは観光立国のスイス。充実していていつも感心させられます。
スイス政府観光局公式ホームページ
Googleマップ、先月から世界の地名が日本語表記になりました。60カ国80%をカバーとのこと。
「スイス」の地図へのリンク


スイス山岳列車の旅

スイス山岳列車の旅

  • 作者: 池田 光雅
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本


ゴルナーグラード鉄道は、マッターホルンの麓のツェルマットからモンテローザ方面へ
登山鉄道はラック式とよばれるレールが特徴
(線路の間のギザギザのレール、車両には歯車がついている。)
前回の記事で紹介したユングフラウ鉄道
クライネ・シャイデック駅(「小さな峠」の意味)が始発駅(標高2061m)
この写真はアイガーグレッチャー駅(2320m)
ここから頂上のユンングフラウヨッホ駅(3454m)までは長いトンネル。

nice!(26)  コメント(15) 
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コメント 15

ikuko

スイス、いつか行きたいんですー。
ハイジが大好きな友達と。。。
by ikuko (2009-09-11 16:28) 

hir

すばらしい景色ですね!
スイス、、、いってみたいなあ
さすがに標高も高いですね、、、
駅の標高が3000メートル超えるんですか 乗客で高山病になったりしないんですか?
by hir (2009-09-11 18:23) 

qoo2qoo

こんにちわ☆
スイス、素敵な景色ですね!ハイジの建物があるそうですが見てみたいです!
by qoo2qoo (2009-09-11 18:46) 

mint_tea

最後にスイスに行ってから、もう何年もたってしまいました。
スイス欠乏症になりそうです(^^;)
鉄道の旅した時は、別の本だったと思いますが、この方の本に
お世話になりました。
鉄道路線など本当に充実してますよね~。
隅々まで行き届いていて、何のストレスもなく旅できました。
by mint_tea (2009-09-11 22:15) 

montblanc

☆ikukoさん
お友達と向かい合わせに右腕を組んで
ぐるぐるスキップしている姿を勝手に想像してしまいました(^^)
行きたいという思いはきっと実現するのではないでしょうか♪

☆hirさん
山岳景観も素晴らしいですが、人と自然の融和した生活がまた美しいです。
一気に標高を上げると少なからず高所障害を発症する方もいます。
すぐに下山することが重要です。段階的に体を慣らすことも効果的です。
それでも体質的にだめな方もいらっしゃるようです。

☆qoo2qooさん
ハイジの家は小説の舞台となったマイエンフェルトという町にあります。
高原の牧草地(アルプ)の木の小屋はどれもがハイジの家に見えてしまうかも?
チョコレートもおいしいです♪ひとかけ食べれば幸せの味?

☆mint_teaさん
「スイス欠乏症」分かるような気が・・・(^^);
この本は比較的新しい内容です。カラー写真もたくさんです。
交通の便だけでなく宿泊などもかゆいところに手が届く充実ぶりですね♪
by montblanc (2009-09-11 23:32) 

mikanchan

列車の旅もいいですね~♪
車両が揺れる感触や音が好きです。
車窓から見えるスイスの山は迫力あるんでしょうね。
白くキラキラした山を生で見たら鳥肌が立ちそうです。
by mikanchan (2009-09-12 05:03) 

tomosibi

お早うございます。

スイスを鉄道で移動する。。。
すてきですね。
写真を見るとやはり日本では見たことのない雰囲気があります。

頬が切れそうに空気がつめたいんだろうな、なんて想像しました。
by tomosibi (2009-09-12 05:32) 

肉球

スイスの景色は日本ではなかなか感じられない
広大さがあっていいんだろうなぁ。
1度は行ってみたいです。
by 肉球 (2009-09-12 16:00) 

るる

心ときめくとはこれのことでしょうか。
将来、一度でいいから見に行きたいです。
by るる (2009-09-13 07:06) 

montblanc

☆mikanchanさん
ガタンゴトン♪ガタンゴトン♪
ゆっくり走る列車がまたいいですね(^^)
山が迫ってくる感じがなんとも言えないですね。
まさしく鳥肌ものです!
目を閉じると大好きな山の中に私は行ってしまいそうです。

☆ tomosibiさん
こんばんは。(メールとかの挨拶は不思議ですね♪)
そうですね、富士山より高い険しい山がたくさん連なっていて、
真っ白な氷河が輝いていますからね♪
標高の高い場所では、夏でもセーターやサングラス必携です。

☆肉球さん
スイスの面積は九州よりやや大きい程度。なのに4000m峰が48峰。
国土の2/3がアルプス山脈。アルプスの水はヨーロッパ中を旅し、四方の海へ。。
高い山々にさえぎられて、地域ごとに発展した文化も興味深いです。

☆るるさん
「心のときめき」って大切にしたいですよね♪
ぜひ、スイス訪れてみてください。そして感じてください。
by montblanc (2009-09-13 22:38) 

GT-FOUR

いつか行って見たいなぁ~(^^
by GT-FOUR (2009-09-19 03:27) 

黄昏の線路

スイスの鉄道、憧れますね~♪
周りの白銀の山々と、いつかは乗って見たいですね。
by 黄昏の線路 (2009-09-20 14:07) 

montblanc

☆GT-FOURさん
ぜひ~~(^^)
車ごと乗れてしまう列車もあるんですよ♪

☆黄昏の線路さん
「氷河特急」名前は特急なのにゆっくりな速度がまたいいです。
白銀の山々も一山一山表情が違っていて見飽きません。
モルゲンロートやアーペンロートの山々もまた素敵です♪
by montblanc (2009-09-21 05:54) 

male shoe lifts

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cartier glasses

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