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猫を抱いて象と泳ぐ

この本もちょっと不思議なタイトルが気になり読み始めました。そして、久しぶりに本の世界にどっぷりとはまってしまいました。本を開き、ページを繰ると、広大なる海原へ、あるいは深遠なる宇宙へ漕ぎだしていきます。

伝説のチェスプレイヤー、リトル=アリョーヒンの物語です。チェスにはなじみがないという方でも読める内容です。私が子どもの頃はDSなんてなくて将棋をして遊んだりもしたのですが、ゲームの世界はこんなにも奥が深いものなのかと感心してしまいました。一手一手が言葉であり、音である。詩が紡がれ、音楽が奏でられるように話が進んでいきます。

私はあまりゲームをすることはないのですが、ある一定の枠の中で進められるゲームは、何かを選択し、行動し、結果が帰ってくるところなど人生の縮図なのかもしれません。読書にあってゲームにないものはなんだろうとふと思いました。喜びや悲しみなどより感情を共感できることかなぁ・・・本の紹介がおろそかになってしまいましたが、私の波長には嬉しい気持ちや辛い気持ちまでもが共鳴し、心震える一冊でした。



猫を抱いて象と泳ぐ

猫を抱いて象と泳ぐ

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/01/09
  • メディア: 単行本



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コメント 4

リュカ

むむむ。これは読んでみなくちゃ!!
by リュカ (2010-03-24 20:32) 

黄昏の線路

読書にあってゲームにないもの・・・。
なるほどそうですね。共感できること、大切にしたいですね。
by 黄昏の線路 (2010-03-25 00:48) 

montblanc

☆リュカさん
素敵な内容を上手く伝えられなかったのですが、
よろしければぜひに~(^^)オススメです☆

☆黄昏の線路さん
読書も仮想体験に過ぎないのかもしれませんが、
やはり奥行きと深さがあるような気がします。
by montblanc (2010-03-26 22:43) 

mint_tea

チェスも世界大会などあって、奥深そうですよね。
私はチェスどころか将棋も分からないのですが、
monblancさんの紹介文読んで、読んでみたくなりました。
by mint_tea (2010-03-31 20:41) 

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