SSブログ

山登りの作法 [山の本いろいろ]

巷にいろいろな作法の本があふれているのにびっくりです。そして山登りの作法まで出版されてしまいました。著者は、中高年の登山ブームの火付け役とも言える岩崎元郎さん。NHKの「中高年の登山学」放映の頃から爆発的に年配の登山者が増えました。テレビの影響だけでなく時代にもあっていたのでしょう。

ただ一方で多くの遭難も起きています。登山者における中高年の割合が多いから必然的に遭難の割合も高くなるのですが、その詳細を分析してみると、体力不足や知識不足、あきらかに山を知らな過ぎる事例が多く、ちょっと気をつければ防げるものも少なくありません。

この本は50の作法を紹介しています。確かにどの項もごもっともなのですが、「~すべき」と50も並べられてはちょっと窮屈です。確かに現状はそれだけ切迫しているのかもしれませんが、一番大切なのは自分で考えること。そうすれば次に何をすべきかおのずと答えは見えてくるはずです。山では責任をもって自由に行動して欲しいものです。


山登りの作法 (ソフトバンク新書)

山登りの作法 (ソフトバンク新書)

  • 作者: 岩崎 元郎
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2010/03/18
  • メディア: 新書



nice!(28)  コメント(5) 
共通テーマ:
ブログ村へ

nice! 28

コメント 5

hir

やはり、山を知ってる人と最初に行くのが良いですよね
その方が、作法と堅苦しい事だけではなく、楽しみ方も覚えます 私はそうでした
でも、作法もきちんと知らなきゃいけないかな、、、
読んでみます
by hir (2010-03-24 20:27) 

雉虎堂

山登りまでマニュアル化の波が
押し寄せているのですね(^^ゞ

ところで前回の記事を読んで
図書館で『キリンと暮らすクジラと眠る』借りてきました
とっても素敵ですね~
これは買って手元に置いておきたいと思いました
もう、本を置くスペースがないのでどうしたもんかと思案中です
紹介ありがとうございました\(^◇^)/
by 雉虎堂 (2010-03-24 20:42) 

黄昏の線路

基礎的な知識を学ぶのと同時に、
自然の脅威に対しては臨機応変に考えて対処できるようになる必要があるんでしょうね。
あと、楽しみ方は、これこそ個々で作り上げていくものなんでしょうね。
by 黄昏の線路 (2010-03-25 00:56) 

肉球

マナーは守って欲しいですからね。
私もタマに山に行くので読んでみようかなぁ。
by 肉球 (2010-03-26 02:01) 

montblanc

☆hirさん
本の知識も大事ですが、やはり体験にまさるものはありませんね。
人から人へと何かを伝えるのはとても大切なことですね。
山や人を大切に思う心から自然に作法は身に着くものではと・・・?

☆雉虎堂さん
マニュアル化できないほど山は大きいのでその点では安心しています。
ここで紹介した本を読んで頂ける度に私は恐縮しきりです。
お気にいって頂いてとてもうれしいです(^^)
本を置くスペースは、本当に悩みますね。
そこで豆本!ではないですね・・・(^^);

☆黄昏の線路さん
状況判断はどれだけ経験を積んでも難しいものがあります。
信じることは大切ですが、思い込むことは非常に危険です。
柔軟な思考と迅速で正確な判断力、言うは易しですが・・・
本当に楽しみは人それぞれですね。

☆肉球さん
マナーは本当に大切ですね。ちょっと信じられない光景を目にすることも(xx)
ほんのちょっとした思いやりさえあればマナーという言葉もいらなくなるのではと思うのですが・・・
by montblanc (2010-03-26 22:37) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
   最新記事のまとめ読みと
   So-net以外のRSS登録▽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。