雪と氷のスポーツ百科

1997年の発行なので最新の情報まではカバーしていないものの、雪と氷の上のスポーツを知るのに最適な百科辞典です。すでに冬のスポーツを楽しんでいる人にとっても、冬のスポーツを知らない人によっても興味深い内容です。そのスポーツの歴史から、ルールまで丁寧に解説してあります。多くの写真や図版は歴史を感じるものが多いです。

雪と氷のスポーツ百科

• 作者:
• 出版社/メーカー: 大修館書店
• 発売日: 1997/07
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

Free Riding in Avalanche Terrain

ＣＡＡとはカナダ雪崩協会の略で、雪崩教育の普及や啓蒙においては世界で最も実績のある組織と言っても過言ではないでしょう。レベルに分かれた講習会に参加すると分厚いテキストがあり、その内容は目からウロコのものばかりです。
この小冊子はスノーボーダーのためのハンドブックとありますが、スキー場から一歩出るスキーヤーやボーダーが、まず最初に知っておかなければならないことを学ぶ格好の入門書です。オフピステを自由に滑ることは必ず危険を伴うと思ってよいでしょう。その危険をいかに察知し、回避し、そして万が一の場合、救助にあたれるか。それはバックカントリーに出る一人一人の責任でもあります。

日本語版もあります。日本雪崩ネットワークの翻訳・出版です。

Free Riding in Avalanche Terrain: A Snowboarder's Handbook

• 作者: Bruce Jamieson
• 出版社/メーカー: Canadian Avalanche Association
• 発売日: 1999/12
• メディア: ペーパーバック

タグ：雪崩 日本雪崩ネットワーク CAA

雪崩リスクマネジメント

雪崩ほど予測の難しいものはないでしょう。なんとなく雪崩そうな気がするという第六感的な感覚も否定すべきものではないけれど、雪崩が起こりえる可能性があるのかないのかを判断し行動するには、周りの状況を観察し分析する必要があると思います。確定的な要素から不確定要素へ、外堀を埋めるがごとく安全な道を見つけださなければなりません。

リスクマネジメントというビジネスの危機管理の手法は雪崩のリスクにも有効となりえるものなのかもしれません。よくみたら原題は"STAYING ALIVE IN AVALANCHE TERRAIN "なので意訳でした･･･

時折ユーモアをまじえ、プロとしての経験から伝えるその内容は分かりやすいです。各章の短い警句を拾うのも楽しく、ためになるでしょう。

雪崩リスクマネジメント―プロフェッショナルが伝える雪崩地形での実践的行動判断

• 作者: ブルース トレンパー
• 出版社/メーカー: 山と溪谷社
• 発売日: 2004/11
• メディア: 単行本

タグ：リスクマネジメント 雪崩