雪だるまの雪子ちゃん

せっかく降った雪で雪だるまを作りそびれてしまって、ちょっとがっかりなこの数日。ふと手にしたのがこの本。なんと野生の雪だるまのお話です。長いこと雪国で生活したり、行き来したりしていますが、いまだかつて野生の雪だるまにあったことはありません。

趣味は読書、好きな食べ物はバター、ちょっとこわがりな雪子ちゃんの日常が綴られています。雪だるまとの遭遇、森の動物たちとの出会い、雪国にくらす子供や大人たちとの心温まる交流。私はちょっとせっかちに読もうとして失敗しました。ハラハラドキドキの展開はなく、ゆったりとした時間が流れています。

挿絵はなんと豪華カラーの銅版画、雪子ちゃんはゆるキャラ？とも思ってしまいますが、雪の結晶がとてもかわいらしくて、本の中にまで真っ白な雪が舞い降りているようです。冬の森の様子や、雪国の暮らしもよく書かれていると思います。やっぱり、まったりと読むのによい本のようです。

雪だるまの雪子ちゃん

• 作者: 江國 香織
• 出版社/メーカー: 偕成社
• 発売日: 2009/09
• メディア: 単行本

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タグ：雪だるま 霧氷

雪

先日、桜咲く東京で雪が舞うニュースが流れました。一体日本の天気はどうなっているのか予測がつきません。以前に比べると降る雪の量も確実に減っています。

雪と言えばまっさきに浮かんでくるのがこの本です。雪の古典というかバイブルといってもいいくらいの本です。「雪は天から送られた手紙」という有名な言葉を残した中谷宇吉郎博士。雪国の生活から雪の観察、そして雪を作ってしまう博士の言葉は雪を融かしてしまうくらい熱い言葉でつづられています。

雪 (岩波文庫)

• 作者: 中谷 宇吉郎
• 出版社/メーカー: 岩波書店
• 発売日: 1994/10
• メディア: 文庫

タグ：雪 中谷宇吉郎

雪山100のリスク

１００の項目に分けて、登山者、バックカントリースキーヤー＆ボーダーが雪山に入るときの注意事項を解説してます。１見開きに１項目、さらに豊富な写真と図を使った、解説は非常に分かりやすい構成になっています。
これから雪山に入ろうとする人にうってつけの１冊といえますが、この１００項目を読んだだけでは雪山のリスクを回避することはできません。なんとなく数字に満足してしまいそうですが、雪山ののリスクは１００だけではありません。この１００の項目を体系だてて理解し、網の目のように組み立てていかに実際のリスクに対応するかが重要です。７つの法則とか、読んだだけで満足したと錯覚してしまうのではないかと思うのは自分だけでしょうか？

雪山100のリスク

• 作者: 近藤 謙司
• 出版社/メーカー: 山と溪谷社
• 発売日: 2008/12
• メディア: 単行本

タグ：雪崩 リスクマネジメント