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キリンと暮らす クジラと眠る [山の動植物]

すっかりファンになってしまったハッケとゾーヴァの本。タイトルだけでも惹かれてしまいました。いつのころから動物園でしか動物たちと会えなくなってしまったのでしょう?そんなこともないでしょうか?ワンちゃんやネコちゃん、リスにウサギ、そして食卓にも?まだまだ動物たちは身の回りにいるようです。

おなじみの26の動物たちのお話がユーモラスに描かれています。動物たちの社会事情、体や生活の不思議、動物たちから見た人間とはいかなる生き物なのか?動物たちの本音に耳を傾け、より身近に彼らのことを感じることができる一冊です。

私とキリンとゾウの思い出。子どものころ、動物園で柵ごしにキリンに舐められたことがあります。あの舌の色と感触は今でも忘れません。最近気にかかるのが、整形外科の看板によくキリンが使われていること。なんででしょう?ゾウに乗ったときは感激でした。ジャングルの中や草原でゾウの背中の上はとても安全で快適な場所なのです。

ハッケのキリンは首を伝って空に登るのです。もしもゾウが小さかったらという設定もおもしろいです。もちろんゾーヴァの挿絵もすてきです。(下の表紙の絵、暗い感じになっていますが、実際はもっと緑がきれいです。)


キリンと暮らす クジラと眠る

キリンと暮らす クジラと眠る

  • 作者: アクセル ハッケ
  • 画: ミヒャエル ゾーヴァ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/06/29
  • メディア: 単行本



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きのこワンダーランド [山の動植物]

きのこはとっても不思議な生き物です。色、形、香り、森の中で足元にちょこんと顔を出しているきのこに出会うとなんだかそれだけでほっとしてしまいます。森の分解者としての大切な役割もありますね。食べても美味!山のきのこはとっても味わい深いです。名前も面白いです。サルノコシカケ、キツネノエフデ、オオワライタケ(毒)、ツキヨタケ(毒)・・・

その昔の晩秋の頃、友人のお母さんが「きのこが生えているところが見てみたい。」というので、「どこにでも生えていますよ。」と張り切って森の中を案内したのですが、ちょっと遅すぎたようで1本も見つけられず。本当にごめんなさいでした・・・。

きのこは、見分けるのがとても難しいのも事実です。図鑑片手に眺めてみてもさっぱりわからないのがけっこうあります。食べられるキノコについての迷信も多く、安易に食べてはいけません。毎年、この季節に食中毒の事故が起こっています。

この本は、実物大のきのこの写真が、形状や生態や生えている林など、カテゴリーごとの一覧で楽しめます。

さて、今日の晩御飯はきのこ料理にしてみます。きのこご飯?きのこパスタ?きのこ汁?


見つけて楽しむきのこワンダーランド (森の休日)

見つけて楽しむきのこワンダーランド (森の休日)

  • 作者: 吹春 俊光
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 2004/08/01
  • メディア: 大型本

☆★☆おまけの写真☆★☆


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あっ! ハチがいる! [山の動植物]

ニュースでハチ対策を最近よく目にします。私も今夏、植木の剪定中に一度刺されました。ただ、山で刺されたことはありません。本当にハチは危険生物なの?「みなしごハッチ」や「みつばちマーヤ」とはあまりにギャップがあります。この本は平成16年の夏に千葉県立中央博物館で開催された企画展の折に出版されたもので、知られざるハチの生態が分かりやすく解説してあります。

どうやら多くの誤解もあって、必要以上に怖がらなくてもいいみたいです。ハチの種類は世界に12万種。その中でも人を刺すのはごくわずか。社会生活をするハチのみです。しかも巣を守るときだけなのです。刺激さえしなければハチと仲良く暮らすこともできるようです。万が一ハチに刺されてしまったら、アンモニアは効果がありません。(ミツバチの場合は針を取り除き)流水ですぐによく洗うこと、症状がひどければ医療機関へ。「二度刺されると死んでしまう」というのは多くの人にとっては正しくなく、ハチ毒アレルギー体質の人に限られます。

かといって毎年死亡に至る事故が起きているのも事実です。巣が巨大化すれば、ハチとの遭遇率も高くなり運悪く鉢合わせしてしまう危険があります。早めに発見し、取り除くのが効果的なようです。最近では専用のパワフルな殺虫剤をホームセンターでみかけます。個人で対処する場合には十分な注意が必要です。防護服とか、ハチの活動が低いときとか、1人でしないとか・・・。

参考ホームページを2つ
「都市のスズメバチ」・・・都市(名古屋)で多発するスズメバチの生態や発生動向。
「教えて『ハチ博士』~ハチとうまく付き合うために~」(pdf 1510.2KB)・・・八王子市の配布冊子

ハチ対策がメインになってしまいましたが、その生態はとても興味深いものがあります。Amazonでは品切れですが、千葉県立中央博物館では取り扱いがあるようです(10月20日現在、残部僅少)。展示の様子もわかります。

あっ!ハチがいる!世界のハチとハチの巣とハチの生活

あっ!ハチがいる!世界のハチとハチの巣とハチの生活

  • 作者: 千葉県立中央博物館 監修
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2004/07/10
  • メディア: 単行本


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タグ:ハチ対策
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