里山の植物ハンドブック

野にも山にも春がやってきたようです。今年はサクラの開花宣言が早々と発表されましたが、なぜか肌寒い日が続いています。それでも固い地面からは次々とかわいらしい花が顔を出しています。見上げれば木々の梢にも若葉にさきがけて変わった花が咲いています。
高山植物の本だと、里の植物まではカバーしきれません。身近な春の訪れを植物図鑑片手に散策してみるのも楽しいものです。あまり大きくてかさばらないものがオススメです。持って歩くのと調べるのが苦痛にならないように。
この本は春だけでなく四季を通じて使えそうです。ページを繰っているだけで春を感じることができます。掲載植物こそ少ないものの、一度は目にしたものがたくさん載っています。名前を知ることでさらに身近に感じられることでしょう。写真の雰囲気も気に入りました。

里山の植物ハンドブック―身近な野草と樹木

• 作者: 多田 多恵子
• 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
• 発売日: 2009/02
• メディア: 単行本

タグ：里山 植物 図鑑