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アジサイはなぜ七色に変わるのか? [山の動植物]

so-net 「不思議な駅」でもおなじみのアジサイの花。咲いていますか?
七色に変わるから7枚のソネくじなのでしょうか?レアアジサイが咲くと・・・?
街中でも庭先に、道路に、公園に元気よく(見る人によっては憂いをおびて?)咲いていますね。雨に濡れたアジサイもまたきれいなものです。「梅雨の雨がアジサイの色を変えるんだよ」と誰かが言っていました。

古くは「アヅサヰ」で、集めるの集(あづ)と、青い花の真藍(さあい)で青い花が集まって咲いているいう意味が由来のようです。「紫陽花」は平安時代の学者が間違って字をあててしまったのだとか。「七変化」とか「八仙花」なんて別名もあります。花言葉は次々と変わる色のせいか「移り気」。

山の中にもアジサイが自生しています。その名も「ヤマアジサイ」といいます。花も葉っぱもふつうのアジサイより小ぶりなのですが、花色、花形とも変化に富んで見飽きることがありません。地方によって違うところも楽しみの一つです。最近では園芸店でもよくみかけるようになりました。

いろいろな色を楽しませてくれるアジサイ、実は花ではなくガクなのです。では、どうしてその色が変わるの?そんな不思議に答えてくれるのがこの本です。土壌が酸性かアルカリ性かとは聞いたことがありますが、それだけではないみたいです。アルミニウムが関係?遺伝子も?アジサイだけでなくいろんな花の色についてその仕組みをわかりやすく解説しています。ちょっと古い本ですがその内容は色あせていません。お花好きな方にオススメの一冊です。


アジサイはなぜ七色に変わるのか?―花の色の不思議を科学する

アジサイはなぜ七色に変わるのか?―花の色の不思議を科学する

  • 作者: 武田 幸作
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1996/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ガクアジサイ
お部屋に飾るのもきれいです
ヤマアジサイ
園芸店でもみかけます
ホシさんからコメントして頂いた「山盛りの白いの」ってこの花のことかなぁ・・・?
オオカメノキ(大亀の木):葉っぱが亀に似ているから
または ムシカリ(虫狩):葉っぱが虫食いになるから
<撮影地>浄土平(福島県) 2009/06
山でこの時期によく見るこの花、私はアジサイの仲間だと思っていたのだけれど、アジサイがアジサイ科アジサイ属なのに対してスイカズラ科ガマズミ属、まったく別の種類みたいです。よく見ると花の形と葉っぱの形が違いますね。それに秋になると赤い実がなるのです。

nice!(41)  コメント(16) 
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コメント 16

nayusa

今年は色んな紫陽花を
撮ろうと思ってます^^♪
この本探してみます!気になってたから~~色^^!
by nayusa (2009-06-15 14:29) 

ホシ

品種と土壌のせいだと思ってたけど、それだけじゃないんですか…
そうかあ…気になるねえ。
図書館みてみようかなー☆
あの花が山あじさいなんですね。
山盛りの白いのだと勝手に思ってました。
by ホシ (2009-06-15 17:00) 

hir

気がつきませんでした、、、
紫陽花って色が変わるんですか
近所の紫陽花をよく観察してみます!


by hir (2009-06-15 17:46) 

リュカ

てるてる坊主のおかげで、雨に降られることなく京都満喫できました^^
ありがとうございますっ(^▽^)b
by リュカ (2009-06-15 19:53) 

daisy

アジサイ・・好きな花です
家にあるのは青いのです
年によって濃さが違うんですよね
by daisy (2009-06-15 20:17) 

tomosibi

アジサイって好きです。

私は青いアジサイがまた大好きなんですよ。
このごろかわった形状のものもみかけますね。
この本是非読んでみたいです。

by tomosibi (2009-06-15 20:47) 

qoo2qoo

こんにちわ☆
紫陽花、書かれている内容知ってました!
リトマス紙みたいですよね(^^)
by qoo2qoo (2009-06-15 20:51) 

mikanchan

紫陽花の花言葉は移り気なんですね。
あじさいの七変化など・・・タメになります^^
学者の誤りで紫陽花とは歴史はやっぱりワクワクします!
言葉の由来とかも調べてみると面白いと思いました。

「月」でなく「星」でしたねっ^^
とうとうボケが始まりました(笑)
by mikanchan (2009-06-15 21:04) 

montblanc

☆nayusaさん
色の仕組みは写真と関係することもあるのかなぁ?
いろんなアジサイの写真楽しみにしてますから~^^

☆ホシさん
品質と土壌で正解だと思います。
酸性かアルカリ性かという単純な話ではないらしいです。
アジサイの青=アントシアニン+補助色素+アルミニウム

「山盛りの白いの」については記事に追記しました^^

☆hirさん
品種によってかなり違うと思うのですが、
私も今年は色の変化を楽しんでいます^^
色づきはじめがとてもきれいで感動しました♪

☆リュカさん
てるてる坊主より持ち前の晴れ女パワーですね!
京都旅行楽しまれたようで、記事を楽しみにしています♪

☆daisyさん
年によって濃さが違うんですか!
それは不思議ですね。
肥料じゃないですよね?土の性質がそんなに変わるとは思えないし・・・

☆tomosibiさん
私も青いアジサイ好きです♪
一口に青といってもその色はいろいろですね^^
うまく表現できないのが残念。
アジサイの青は空の色なのでしょうか?雨の色なのでしょうか?

☆qoo2qooさん
リトマス試験紙なつかしいです!
微妙な変化の具合、アジサイそっくりですね♪

☆mikanchanさん
「紫陽花」中国ではライラックのことだったらしいですよ!
ボケなんてとんでもない!
アジサイの色の変化には老化も関係するそうです^^
by montblanc (2009-06-15 22:06) 

a-ya

ご訪問&nice! ありがとうございます! くじ、貰いに来ましたー
不思議な校庭のときも7枚だったような・・・
生け花も、素敵ですね~
by a-ya (2009-06-16 18:41) 

すずらん♪

土壌のPHだけじゃないんですね。
山盛りの白いの・・・で紫陽花でもないのにコデマリを連想してしまったw

by すずらん♪ (2009-06-16 21:21) 

エリザベート

>その内容は色あせていません・・・
珍しくシャレましたね。。笑ってしまいました^^ 
土だけの所為ではないのですね。。ですよね、同じ鉢で違う色が咲いたりしますものね。。
by エリザベート (2009-06-17 11:52) 

montblanc

☆a-yaさん
出先で見つけた一枚です。
一緒に活けてある花は「アガパンサス(Agapanthus)」
愛の花の意味があるとか。和名は紫君子蘭です。
アジサイの学名は「ヒドランジア(Hydrangea)」
水の器の意味があります。
ガラスの器に活けてあるのもきれいですね♪

☆すずらん♪さん
同じ株でも赤と青と咲き分けるのとか不思議ですよね^^
「小手毬」なんてかわいらしいネーミングですよね♪
言葉だけだとソフトクリームとかも連想しそう?

☆エリザベートさん
実はダジャレ好きなのです♪
読んだ方が寒くなってはと思い控えています^^;

☆お越しいただいた皆様 ありがとうございます☆
by montblanc (2009-06-17 12:03) 

ホシ

ワタシが思ってたのは、山盛りのあじさい
カシワバアジサイとかいうらしいです。
全然ちがうじゃん!!ごめんなさい。
by ホシ (2009-06-24 17:01) 

黄昏の線路

雨は嫌ですけど。この時期だけのお楽しみですね^^、アジサイ。
土壌が酸性かアルカリ性か以外にもあるんですね。
奥が深いんですね。どんな仕組みなのか、興味ありますねぇ。
by 黄昏の線路 (2009-06-24 23:43) 

montblanc

☆ホシさん
こちらこそ早とちりしてごめんなさい^^;
なるほど白いの山盛りですね!

☆黄昏の線路さん
私もしりませんでしたが、アルミニウムが重要らしいですよ!
酸性の土壌だとアルミニウムが溶けやすいのだとか。
同じ株でもアルミニウムを吸着しやすい根とそうではない根で
赤と青の花を咲きわけられることもできるみたいです!
by montblanc (2009-06-25 20:08) 

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