ちひろBOX

やわらかいタッチの淡い水彩画、そこに描かれている子どもたちは、透明でありながら不思議な存在感があります。色とりどりのチューリップや風船の絵は、心をやさしい気持ちにさせてくれます。すべての絵があたたかいまなざしにあふれていると言っていいかもしれません。

私が小学校に入学したときの女の先生がちひろの絵が好きで、教卓に飾ってあったような気がします。病弱にも関わらず、やんちゃだった私をときには厳しく（本当に心配をしていてくれたんだと今だから思います）、そしていつも暖かく見守ってくれていました。ちひろの絵を見るたびに今はちひろと語らっているかもしれないこの先生のことを思い出します。

この本は安曇野のちひろ美術館のお土産でいただきました。どこかで見たことがある絵を見るたびになつかしく、心の中にちゃんとしまってあったことがうれしくなります。でもちょっぴりせつなくなったりもします。

ちひろBOX―没後30年メモリアルブック

• 作者:
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2004/09
• メディア: 単行本

アイスクリームみたいな木の左の白いところが黒姫高原のスキー場。
その上の湖が野尻湖（ワカサギも釣れます）。
黒姫童話館があり、ちひろの山荘が移築されています（冬季は休館です）。
ちひろは黒姫高原を愛し、野尻湖の見える山荘で、散策したり、絵を描いたりしました。

タグ：いわさきちひろ 黒姫 安曇野

コメント 8

いわさきちひろさん、大好きです＾＾
あの独特の絵の具ににじみ具合・・
子供の表情、手の感じ・・すてきですね〜☆
by ikuko (2010-02-15 12:44) 

自分もいわさきちひろさん、大好きです＾＾

by シンシン。 (2010-02-15 14:22) 

私もいわさきちひろさん大好きです。
小学校の時の国語の教科書の表紙の絵がいわさきちひろさんでした。
優しい色合いとタッチ、かわいい子供の表情、とても素敵です。
by aona (2010-02-15 16:24) 

黒姫童話館ってそういうとこなんですね
いつも、近所のJAがやってる温泉に入って、黒姫山、スキー場を眺めていました
今度、行って見よう！
by hir (2010-02-15 18:56) 

小学校の教科書、ちひろさんでした～。
この独特の世界が、子供たちにも大人にも
受け入れられる感じがしますよね。

神去なあなあ日常、や～～～～っっと図書館で順番が回ってきて
読みました。
面白かったーーーーーっっ
教えて下さってありがとうございます^-^
by リュカ (2010-02-15 22:40) 

子供のころ大好きだった絵本
『雪の女王』の挿絵がいわさきちひろさんだった
とおもって調べてみたのですが見当たりません。
一体私は何を読んだのでしょう。
でも、あの暖かなタッチの絵で、
雪の女王の二面性が見事に表現されていた
という記憶が確かにあるのですが……(-。-)？
by 雉虎堂 (2010-02-16 15:20) 

小学生の時は病弱だったのですね。
先生との温かい思い出と、ちひろさんの本のフンワリ感が
重なって伝わってきました♪
雪景色の写真、めちゃめちゃキレイじゃないですか～
montblancさんはコブ斜面も得意そうですね！
by mikanchan (2010-02-17 02:13) 

☆ikukoさん
最近のグラフィックソフトでは絵のにじみ具合とか
線のかすれ具合とか表現できるのでしょうか？
紙やキャンバスに描かれた絵の奥行きはなんともいえません。
確かに！手にもいろんな表情がありますね。

☆シンシンさん
３票目です！（私の分も入っています(^^)）
ありがとうございます。

☆aonaさん
小学校の国語の教科書、今でも暗記しているお話が多いです。
挿絵も一緒に覚えています。子供の頃の読書体験は大切なものかもしれません。
ほんとにちひろさんに登場する子供たちは叙情がありますね。

☆hirさん
世界の童話や絵本、信州の民話なども展示しています。
いろんなイベントがあるので参加してみると面白いかもしれません。
ご興味があればぜひ～～(^^)

☆リュカさん
実は、私は子供のころ男の人だと思っていたのです。
こんなやさしい絵を描けるのはやっぱり女性ならではですね。
順番待ちお疲れ様でしたぁ(^^)楽しんで読んで頂けたようで嬉しいです。
「なあなあ」北海道弁だとどんな言葉になるのかなぁ～？

☆雉虎堂さん
ちょっと気になったので本日2/17の記事へ！

☆mikanchanさん
低学年のころは、体育もできないくらい･･･
本を読んで過ごしていました。
それが今や山とスキーの日々。
自然の山にはコブ斜面はないのです。
テレマークだとコブ斜面はとっても忙しいです(^^)
by montblanc (2010-02-17 06:40)