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とけてゆく地球 [森林・自然保護]

朝に夕に日が長くなり、日中は汗ばむような陽気。夏はもうそこまでやってきているようです。コップで氷がとける音を聴きながら、はるか遠い氷河のことを思い浮かべてみました。

「ナショナル ジオグラフィック」誌での特集をきっかけに撮り続けられた世界各地の氷河や氷床の写真が満載です。地球の色をあらわしているかのような深い青、太古の空気が現代に甦る瞬間の透き通った氷、流れる氷が裂けたり隆起したり静かだけどダイナミックな造形・・・

氷がなくなってしまうと本当のところはどうなってしまうのでしょうか?冷たい麦茶が飲めなくなってしまうだけではなさそうです。科学的見解や社会的取り組みについての考察も重たいものがあります。日本には氷河がなくてあまり馴染みのないものですが、私たちもその氷をとかしているのかもしれません。そして今すぐにできることもたくさんありそうです。様々な論議がありますが、写真で見れば何が起こっているか一目稜線です。地球の氷は毎年確実に急速なスピードでとけているのです。

この本には掲載されていませんでしたが、南極のペンギンたちの生活にも異変があるようで気になります。

とけてゆく地球 (ナショナル・ジオグラフィック)

とけてゆく地球 (ナショナル・ジオグラフィック)

  • 作者: ジェームズ・バローグ著
  • 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
  • 発売日: 2009/06/17
  • メディア: 単行本


左:ボソン氷河 (Glacier des Bossons) 、右:タコナ氷河 (Glacier des Taconnaz)
手前の花はアルペンローゼ、名前はバラだがツツジのなかま(6月頃から開花)

タグ:氷河 氷床 地球
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コメント 4

リュカ

ナショナル ジオグラフィック、毎月購読してますよ♪
写真がほんとうに綺麗で
だから、よけいに地面などが剥き出しになった部分を見ると
胸が締め付けられます。
温暖化、疑問視する声もありますが、でも大なり小なり人為的変化が起きてるのは間違いないかと。
普段の生活のなか、ちょっとでもそのこと思って暮らしていきたいです。
by リュカ (2010-06-05 07:24) 

こけもも

こんにちは。
ナショナル・ジオグラフィック、以前はずっと購読していたのですが・・・

今朝テレビで、氷河が溶けると海流の流れが変わってしまって、かえって地球全体が冷えてヨーロッパは氷づけになってしまうとか。
またその前にいくつもの国が沈没してしまうでしょうね。

アイスランドの番組を見ましたが、あそこは地熱と水力で電気の全てを補っているとか。日本もそれだったら出来ないでしょうか。

ノルウェーのスヴァルバードという島にはたくさんのシロクマさん達がいて、とても心配です。
by こけもも (2010-06-07 15:18) 

montblanc

☆リュカさん
黄色い表紙、私は探検ものとかワクワクします^^
「温暖化」という言葉だけが一人歩きしている場面があるような気がします。
まずは今の地球の姿を知りを知ることが第一歩かもしれません。
未来の地球に思いを馳せるのも大切なことですね。
地球を感じながら生きるのは楽しくもあり責任もあるものですね。

☆こけももさん
地球の異変は遠い未来のお話ではないようですね。
北欧諸国ではより敏感に環境の変化を感じ取っているのでしょうか?
極地の動物たちは確実にその棲家を奪われているようです。

日本の科学技術力をもってすれば、環境のためにできることはいろいろありそうです。国をあげて取り組む課題ですね。個人の取り組みと国家の政策、まったなしです。
by montblanc (2010-06-07 23:18) 

hiko

モンブランの氷河ですね!

温暖化や氷河の問題がある一方で、最近温暖化データの捏造なんて
ショッキングな話も出て、この論議はどんどん複雑化していきますね。。
排出権の話もそれぞれの国益のために、使われているなんて話も
あり、本当に何が必要なのか、誰かに教えて欲しいと思ってしまいます。
by hiko (2010-06-13 01:12) 

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