全盲のクライマー、エヴェレストに立つ [ヒマラヤ]
邦訳のタイトルからするとエベレスト登攀記のように思ってしまうのですが、光を失い、いかに登山に情熱をもったか半生をつづった自伝という色合いが強いです。幼少の頃に失明し、時には周りの社会に理不尽な思いをし、時には家族や友人のあたたかい支えに励まされ、描かれる情景は目に見えるものより鮮やかなような気がします。
マッキンリー、キリマンジャロ、アカンコグアと次々に頂きを踏んでいきますが、エベレストの頂上でさえも、著者のエリックにとっては通過点のようです。彼が本当に望むものは、山の頂きではなく普通の生活ではないかと思いました。それを一番阻んでいるのは、周りの人たちの「それは無理でしょう」という偏見に他なりません。
彼だけに限らず、失ってしまったものはとても大きいものに感じますが、より多くのものが与えられますように・・・。
マッキンリー、キリマンジャロ、アカンコグアと次々に頂きを踏んでいきますが、エベレストの頂上でさえも、著者のエリックにとっては通過点のようです。彼が本当に望むものは、山の頂きではなく普通の生活ではないかと思いました。それを一番阻んでいるのは、周りの人たちの「それは無理でしょう」という偏見に他なりません。
彼だけに限らず、失ってしまったものはとても大きいものに感じますが、より多くのものが与えられますように・・・。
タグ:ブラインド
頂上に登ったときに見えた彼のイメージする景色は、いかほどのものでしょうね
登山って、やっぱり、人を惹き付けるなにかがあるんですね
by hir (2010-11-15 23:57)
アウトドアにおいて「感じる」というファクターはとても重要だと思います。
目を閉じてより感じるものたくさんありそうです。
心の目ってほんとうにあるような気がします^^
by montblanc (2010-11-16 20:45)