ミケランジェロの生涯：山の本棚：So-net

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ミケランジェロの生涯　[一般書] [編集]

チンクエテッレからピサの斜塔と経由して、フィレンツェへ向かいました。ここは芸術の都、メディチ家が多くの芸術家たちのパトロンとなってルネサンス芸術が花開いた場所です。最初にウフィツィ美術館に立ち寄りました。何年か前に東京にやってきたレオルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』やボッティチェリの名画が目の前にありました。展示をおってルネサンスへの流れが理解できたのは、後でたくさんの絵画を見るのに役立ちました。

そしてアカデミア美術館でこの街出身のミケランジェロの『ダビデ像』を目前にした驚きといったらありません。まさしく天才以外の何者でもありません。同じ街のサンスピリト協会にある木製のキリスト像もまた素晴らしかったです。バチカンのサンピエトロ寺院のピエタ像やシスティーナ礼拝堂の最後の審判は言葉を失います。

この本は、天才ミケランジェロの知られざる素顔をつづったものです。いやいや彫刻をつくったとか、気が進まなかったが仕方なく絵筆をとったとか、そんなエピソードを耳にするたびにこの本を思い出しました。