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古代ポムペイ

同行者たっての依頼でポンペイまで足をのばしました。ローマは1日にしてならずですが、ポンペイはたった2日にして火山の爆発によって滅んでしまったのです。西暦62年大地震により被害を受けたポンペイは、再建のさなか79年にヴェスヴィオ火山の噴火により、一瞬にして火砕流に飲み込まれてしまったのです。そこで私が目にしたものは、滅亡の悲哀ではなく、人々の生きていた証。鮮やかな壁画やタイル画だとか、パン屋にワイナリー、広場に市場、競技場、たくさんの誰々さんち・・・生活の営みが見えてくるようでした。

ポンペイの町はかなり広いです。しかも、まだ発掘が続けられています。ナポリの国立考古学博物館には、ポンペイの壁画の他にもたくさんの彫刻があって一見に値します。この本もそこでみつけたもの。現在の写真に、フィルムで当時の創造図を重ねたもので、子どもだましの仕掛け絵本かと思ったら内容もしっかりしてました。ポムペイという表記も郷愁を誘います。(ただし重い・・・)

イタリアの治安について。地球の歩き方などのコメントを読むとそれは過剰反応ではないかと思ってしまっていたのですが、やはり治安が維持されているところ、あきらかに悪いところ様々です。事故にあってからでは遅いので十分注意することにこしたことはありません。ナポリでは近代的な地下鉄の建設が進む一方で、路上のごみ問題など混沌とした状況にも遭遇しました。



古代ポムペイ―過去と現在のモニュメント

古代ポムペイ―過去と現在のモニュメント

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今回最大の難所でした。石畳の坂道と雨が降っても足がぬれないという飛び石の横断歩道に悩まされました。車いすの通行は非常に困難ですが、競技場側の門からアクセスすれば、地区限定で比較的歩きやすいルートもとれます(2000年前の赤い壁画が見事な秘儀荘にも一般道からアクセスした方がベターです)。

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リュカ

ポンペイ展は良く日本でも開催されていて
何度か見てますが、実際にその場で見るのとは
やはり全然違うだろうなって思います。
飛び石の横断歩道・・・車いすではツライですね。。
by リュカ (2011-06-15 20:31) 

montblanc

☆リュカさん
テレビの特集でとりあげられたりすることありますね^^
私はベスヴィオ火山が一番のターゲットだったりするのですが
遺跡を目のあたりにして言葉を失いしました。
言葉では表現できないもののひとつです。
足腰を鍛えなければポンペイ見学はできないことは確かです^^
by montblanc (2011-06-17 06:06) 

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