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レオナルド・ダ・ヴィンチの手記

ナポリから一気にミラノへ。イタリアの新幹線は風を切り裂くように進みます。イタリアの国のカタチはよくブーツに例えられますが、つま先やかかとも非常に気になりました。ちなみにイタリア語で靴はscarpa(スカルパ)と言います。登山靴にもそのメーカーがあって私のお気に入りです。(テレマークブーツもあるし!)イタリア語で最初になるほど!と思ったのはお部屋です。camera(カメラ)です。しみじみしました。

さて、ミラノの街はとってもフラットで感動しました。楽々移動できるし、街もきれいです。日本人が観光で訪れても東京都内のような雰囲気であまり抵抗がなさそうです。(世界大戦での被害にあったという経緯もあります。)ここでの目玉は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」。教会にかかれた壁画(フレスコ)なのですが、観るためには予約が必要なのです。劣化防止のための入場システムには驚きました。『ダ・ヴィンチコード』にも紹介されましたが、見れば見るほど謎が深まる作品です。ルーヴルの「モナリザ」もしかりですが・・・

さて、この本は、ダヴィンチの手記をまとめた本。読むのに挫折して拾い読みしたのを覚えています。今回、ダヴィンチのノートを見る機会が何度かありました。緻密で難解かつ自由な発想の物理的、幾何学的なメモのとなりに、美しい女の人の横顔や、今にも動き出しそうな馬のスケッチ。いったいこの人は何を考えているのだろう?やっぱり天才なんだろうなぁ・・・私にはとても理解しきれない何かを感じました。


レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 (岩波文庫 青 550-1)

レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 (岩波文庫 青 550-1)

  • 作者: レオナルド ダ・ヴィンチ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1954/12/05
  • メディア: 文庫


ミラノの美術館も数珠球の宝石箱のようです。ブレラ美術館やアンブロジアーナ絵画館もよかったですが、ポルディ・ペッツオーリ美術館がとても気に入りました。ダ・ヴィンチの名のついた「レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館」も飛行機あり、船あり、汽車あり、子どもたち大喜び、大人は技術の進歩をしみじみ感じることでしょう。

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コメント 4

Jetstream777

Scarpa, 私のいま履いている靴です。 イタリア語で靴だったのですね。 (笑)  
科学技術館は行ってみたかったです。 最後の晩餐は見てきました。 !(^^)!
by Jetstream777 (2011-06-20 14:10) 

ikuko

ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」!
いつか、私も本物を見てみたいーですー^^

by ikuko (2011-06-20 18:59) 

リュカ

ダヴィンチって、ほんとに天才だったんだなって
私も思います。
あの空想力と、観察力は凄いです!!
そして絵画なんかでも、それをびしーーーっと表現出来るんだから
凡人には無理ですね(笑)
by リュカ (2011-06-21 08:28) 

montblanc

☆Jetstream777さん
私もテレマークブーツを長年愛用しています。イタリアの皮のなめし技術は素晴らしいです。今はプラスチックになってしまったのが残念です・・・
ダヴィンチが登山の便利グッズ発明したらなんて覆うと楽しいです。

☆Ikukoさん
完全予約制でガラスの2重自動ドアを超えてという厳重な管理体制でしたが、絵を前にすると限られた15分間が永遠の時のように感じました。しっかり網膜に焼き付けてきました^^

☆リュカさん
本当に計り知れません。さらに綿密に練られた構成や表現、さらなる追求心・・・とっても奥が深すぎてダヴィンチの本当に意図するところは不明ですが、作品を前にして人をひきつけて止まない何かがあることだけは感じました^^;(ルーヴルでも!)
by montblanc (2011-07-14 07:48) 

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