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この世界の片隅に 全3巻 [山岳小説ほか]

戦後の広島に生きる二人の女性の物語『夕凪の街桜の国』。映画化されてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。その作者こうの史代さんが戦時中、東洋一といわれた軍港、呉を舞台に描いたお話が完結しました!(漫画です)

主人公は広島から呉へお嫁にいった北條すずさん。絵を描くのが上手でちょっと天然な?かわいらしい人です。配給や闇市など少ない物資、海に浮かぶ軍艦、空襲の脅威、多くの取材を下に描かれた戦時下の生活はとてもリアルです。確かに戦争は悲惨で大変なことなのですが、ここに描かれている人々の暮らしはあたたかさに包まれていて、読者は救われます。そして読んだ後にちょっとだけ強くなれそうです。

戦後何年になるのでしょうか?歴史の中の出来事になりつつありますが、海を隔てれば今なお世界で戦禍は続いています。平和な日本においても、心に刻んでおかなければならない事実なのかもしれません。この本はそんな大切な何かをやさしく伝えています。

山のお話は・・・?
最後に山の絵が出てきます。呉の由来は灰ケ峰、休山、鉢巻山をはじめとする九つの嶺に守られているから「くれ(九嶺)」というそうです。また山の名前を覚えました。そして物語も・・・

灰ヶ峰や休山は夜景のきれいなスポットみたいです。夜景のホームページなんてあるんですね!
リンクはこちら⇒「瀬戸の夜景」から灰ケ峰より360度の夜景


この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

  • 作者: こうの 史代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2009/04/28
  • メディア: コミック

****関連書籍へのリンク(Amazon)****


>前回の記事 「ウェストン祭」の補足
今年で63回を迎えるウェストン祭、青空の下、無事開かれました!
お祭りということでいろいろな想像をされたかと思いますが、レリーフの前での式典のようなものです。歩いて上高地に行く徳本峠(とうくごうとうげ)越えの記念山行も行われました。今ではバスで乗り入れることのできる上高地も以前は一日がかりで歩いていかなければならなかったのです。

青空と新緑と残雪、この時期のアルプスはとてもきれいです!
nice!(28)  コメント(13) 
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tomosibi

どうして人は争うのでしょう。

やはりヒトとて動物だからなんでしょうか。
動物は無用な殺戮はしないといわれます。でも猫は、食べないのに狩りをすることがありますね。

戦争なんてしなけりゃいいのに。
by tomosibi (2009-06-08 15:09) 

hir

女性漫画家の描かれる作品はストーリー、感情の描写が緻密な物が多く、この歳になって良く読みます
この作品も是非読んでみたいです
by hir (2009-06-08 19:00) 

リュカ

戦争の漫画っていうと、
『はだしのゲン』を思い出します。学級図書として
教室に置かれていて、みんなで読んでいました。
子供ながらに、原爆ってとっても怖い!!って思った記憶が(笑)
今回紹介していただいた漫画は、絵がとっても可愛らしいですね^^

by リュカ (2009-06-08 19:11) 

mikanchan

学生時代に、授業で見せられた原爆のスライドは衝撃的でした。
ドキュメンタリー番組等を見てると泣けてきます。
漫画で描かれてるとは興味深いですね^^ そして表紙が可愛い♪
by mikanchan (2009-06-08 19:30) 

montblanc

>tomosibiさん
どうして人は争うのか・・・とても難しいテーマですね。
争いにもいろんな争いがあってその原因も様々です。
いろいろ思い巡らしてみましたが、これといった答えが浮かびません。
火や道具を武器にしてしまったのはヒトの不幸かもしれません。

猫が狩りをするのは本能だからでしょうか?
しかも得意そうにそれをみせてくれたりしますね。

>hirさん
確かに、感性の豊かさや繊細さを感じることが多いです!
タッチもやさしいものが多いですね。
その分読むのにも時間がかかります(^^);

>リュカさん
「はだしのゲン」図書室にある数少ない漫画ですね(^^)
戦争の悲惨さをダイレクトに訴えているわけではないのが
この作品の凄さかなぁなんて思っています。
戦争体験というよりは、ありふれた日常を考えさせられました。。

>mikanchanさん
原爆資料館を訪れたことがありますが、その時の衝撃は今でも忘れません。
この漫画は悲しみに胸がつまってしまうよりも、
あたたかな気持ちにさせてくれるところが、
他の戦争小説や戦争漫画とは違うのかなぁなんて思いました。
by montblanc (2009-06-08 21:20) 

qoo2qoo

こんばんわ☆
この世界の片隅に、読んでみたいです。
アマゾンで買えますね♪
※HNはのqoo2qooはこのQooから来てますよ(●^o^●)
チロルについていろいろ教えて頂き、ありがとうございました。
by qoo2qoo (2009-06-08 22:09) 

めいさん

はじめまして!
『夕凪の街桜の国』は読んだことがありました。
ほのぼのというかひょうひょうとした雰囲気の日常の中に消えない戦争を描いていて、印象深いです。
こちらも、読んでみようと思います。
by めいさん (2009-06-08 22:37) 

エリザベート

戦争を体験した人たちも少しずつ心が癒えてきてほっとする部分も書けたりするのでしょうか?漫画は苦手ですが機会があれば読んでみますね。。
by エリザベート (2009-06-09 10:50) 

mouse1948

montblancさん、初めまして、こんにちわ。
お越し下さり、nice!をありがとうございます。

RSS登録させていただきますね。
by mouse1948 (2009-06-09 12:05) 

montblanc

>qoo2qooさん
よろしければ、ぜひ!漫画なのですが、奥が深いです。
絵の好みはは分かりませんが、全部手書きでやさしいタッチで丁寧に描かれています。

>めいさん
はじめまして!『夕凪の街 桜の国』名作ですね。
「消えない戦争」確かにその通りです。
平和な世界の中でも消してはいけない記憶なのかもしれません。

>エリザベートさん
作者のこうの史代さんは広島の出身ですが、昭和40年代の生まれです。
戦争を体験された方々、高齢になっていますね。
心の傷、少しでも癒えていればいいのですが・・・
本当の心の痛みは当人にしか分からないものなんでしょうね。。
語られること、語られないことを含めて耳を傾けなければなりませんね。

>mouse1948さん
はじめまして!こちらこそコメントありがとうございます。
お暇なときにでものんびり遊びに来ていただけたら幸いです!
by montblanc (2009-06-09 23:00) 

qoo2qoo

こんにちわ☆
いつもありがとうございますo(´▽`*)/
※きの山さんちとタケノコブラザーズのお部屋ですか!!
行ってみたいです。
チロルはセブンイレブンに売っていると思うので是非!!
by qoo2qoo (2009-06-09 23:01) 

nayusa

瀬戸は夕凪も綺麗ですよ。
呉には叔母がいるので、訪ねますが
未だに戦争を語る方の多いことに
素敵な文化を感じます。
by nayusa (2009-06-11 08:52) 

montblanc

>qoo2qooさん
教えていただいてありがとうございました。
さっそく10円玉を握りしめてコンビニに行ってきました。
ちょっと感動です♪

>nayusaさん
瀬戸の夕凪、眺めてみたいです♪
呉の街も少し近く感じることができました。
機会あればぜひとも訪れてみたいです。
by montblanc (2009-06-11 23:17) 

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