信州てくてくおいしいもの探訪 [山の本いろいろ]
長野大好きです。高く澄みわたった青い空、連なる山々。秋は山からやってきます。色とりどりの紅葉も素晴らしいですが、里に下りれば秋の味覚がたくさん!車窓から眺める、たわわに実る果物から目が離せません。摘み立てのブルーベリーで作るジャムの味。ジューシーなブドウもいいですが、ワインになる時間を待つのもよいものです。りんごも赤く色づきはじめています。軒先に並べられる干し柿も思わず手を伸ばしたくなります。
新そばも待ち遠しいです。山のきのこで作るきのこ汁の味は格別です。朴葉みそとか葉っぱの上で焼く味噌の香りもたまりません。山に囲まれた信州の郷土料理、谷や盆地でいろんな種類があります。おいしい空気と水があれば食べ物は自然においしくなるんじゃないかと思います。
この本は、信州各地のおいしいものを足で探したレポートです。それぞれの土地のよさや作り手にもスポットがあてられています。そして生唾ものの写真がたくさん。おいしい写真は目の保養になりますが、見る時間帯には要注意です。あ~おなかがすいてきた・・・。
新そばも待ち遠しいです。山のきのこで作るきのこ汁の味は格別です。朴葉みそとか葉っぱの上で焼く味噌の香りもたまりません。山に囲まれた信州の郷土料理、谷や盆地でいろんな種類があります。おいしい空気と水があれば食べ物は自然においしくなるんじゃないかと思います。
この本は、信州各地のおいしいものを足で探したレポートです。それぞれの土地のよさや作り手にもスポットがあてられています。そして生唾ものの写真がたくさん。おいしい写真は目の保養になりますが、見る時間帯には要注意です。あ~おなかがすいてきた・・・。
あした、山へ行こう! [山の本いろいろ]
雨の休日は読書、山登りはお休みです。
暑かった今年の夏、「山ガール」が流行って、登山の入門書や雑誌の特集をよく見かけましたが、ファッションが先行しているようで、ちょっと首を傾げたくなるようなものもありました。
そんな中でこの本はイラストで読みやすいだけでなく、私のフィーリングにぴったり!ウンウンと頷きながら読めました。何が違うのかと言えば、やっぱりハートでしょうか?「山が好き」って気持ちがとても伝わってきます。
作者の鈴木みきさんは登山系のイラストレーター。好きな食べものはおにぎり。ねんど作家でもあったはずです?山にハマって、山の仕事に関わりたくて、今や山の雑誌で大活躍されています。一度山でお会いしたことがありますが、明るく楽しく笑顔の素敵な方でした。
「山ってステキだよ~!みんなおいでよ~!」っていう雰囲気だけでなく、何を持っていったらいいの?何を着ていったらいいの?なんてことを楽しく教えてくれます。特に、人見知りで、体力がなくて、文化系のアナタ、ちょっとでも山に興味を持ったならばこの本をぜひ~~~!
暑かった今年の夏、「山ガール」が流行って、登山の入門書や雑誌の特集をよく見かけましたが、ファッションが先行しているようで、ちょっと首を傾げたくなるようなものもありました。
そんな中でこの本はイラストで読みやすいだけでなく、私のフィーリングにぴったり!ウンウンと頷きながら読めました。何が違うのかと言えば、やっぱりハートでしょうか?「山が好き」って気持ちがとても伝わってきます。
作者の鈴木みきさんは登山系のイラストレーター。好きな食べものはおにぎり。ねんど作家でもあったはずです?山にハマって、山の仕事に関わりたくて、今や山の雑誌で大活躍されています。一度山でお会いしたことがありますが、明るく楽しく笑顔の素敵な方でした。
「山ってステキだよ~!みんなおいでよ~!」っていう雰囲気だけでなく、何を持っていったらいいの?何を着ていったらいいの?なんてことを楽しく教えてくれます。特に、人見知りで、体力がなくて、文化系のアナタ、ちょっとでも山に興味を持ったならばこの本をぜひ~~~!
塩の道 [山の本いろいろ]
暑い日が続きます。夏バテしないためには水分だけでなく、適量の塩分の摂取も必要です。
山では短い夏を楽しむように色とりどりの高山植物が咲き乱れて一面のお花畑が広がっています。その中の一つ、ピンクの花を咲かせる「ヨツバシオガマ」。カタカナで書くと分かりづらいのですが、葉っぱが4枚ずつ出ているから「四葉」、では「塩釜」って何?
古来日本では、海辺で塩が作られていました。塩田を作って濃度の濃い海水を釜で煮詰めていく。土器だと割れて鉄だと錆びて石釜が登場したようです。そうしてできた塩を人の背や牛馬に乗せて山中に運んだのだとか。中でも牛が活躍したそうです。塩の道は日本中至るところに存在したようですが、中でも山深い飛騨や信濃へ通じる道は、日本海側と太平洋側双方から発達しました。日本の海と山はつながっていたという事実に感動です。
宮本常一さんは民俗学者。日本各地をくまなく歩いて土地の人の話を聴き書かれた書物からは日本のかたちや日本のこころが見えてきます。
(ヨツバシオガマの名前の由来に関しては、製塩の塩釜に由来するとか、宮城の塩釜のように美しいとか諸説あります。)
山では短い夏を楽しむように色とりどりの高山植物が咲き乱れて一面のお花畑が広がっています。その中の一つ、ピンクの花を咲かせる「ヨツバシオガマ」。カタカナで書くと分かりづらいのですが、葉っぱが4枚ずつ出ているから「四葉」、では「塩釜」って何?
古来日本では、海辺で塩が作られていました。塩田を作って濃度の濃い海水を釜で煮詰めていく。土器だと割れて鉄だと錆びて石釜が登場したようです。そうしてできた塩を人の背や牛馬に乗せて山中に運んだのだとか。中でも牛が活躍したそうです。塩の道は日本中至るところに存在したようですが、中でも山深い飛騨や信濃へ通じる道は、日本海側と太平洋側双方から発達しました。日本の海と山はつながっていたという事実に感動です。
宮本常一さんは民俗学者。日本各地をくまなく歩いて土地の人の話を聴き書かれた書物からは日本のかたちや日本のこころが見えてきます。
(ヨツバシオガマの名前の由来に関しては、製塩の塩釜に由来するとか、宮城の塩釜のように美しいとか諸説あります。)