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悪人 [一般書]

深津絵里さんがモントリオール世界映画祭映画で最優秀女優賞を受賞して話題騒然の中、公開された映画『悪人』。一体どんな仕上がりになっているのか想像もつきません。原作を再読してみました。

まず気になったのが冒頭一行目にでてくる脊振山脈(せふりさんみゃく)。地図を開いてみると、福岡と佐賀の県境を分けています。東西50km、最高峰の脊振山は標高1055m、たくさんの伝説があり、中央の三瀬峠(みつせとうげ)は福岡と佐賀をつなぐ道です。高校の時にお世話になったブリヂストンの創業地がその近くの久留米というのも初めて知りました。

さて、物語は登場人物それぞれのの視点から描かれています。そして次々に切り替わっていきます。事実は灯台の光に照らし出される一瞬の影?見る人によってその影の形は違うもの?読む人によっても随分印象が違ってきそうです。「悪人」というインパクトの強いタイトルですが、一体「悪」とは何なのか深く考えさせられます。


悪人

悪人

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2007/04/06
  • メディア: 単行本


文庫本もでているようです。

悪人(上) (朝日文庫)
悪人(下) (朝日文庫)


nice!(23)  コメント(5) 
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コメント 5

ikuko

悪人、映画も気になってるけど、
原作も読んでみたいなーと思ってます。
文庫も出てるのですね!ありがたい・・。
by ikuko (2010-09-13 13:50) 

雉虎堂

読みました(^-^)
どの役も、二面性があって演じるのは難しそう
役者なら、そういう役こそ
「演じてみたい」と思うのでしょうか

by 雉虎堂 (2010-09-13 22:26) 

リュカ

文庫本も出ていたのですね。知らなかったです。
映像を見る前に、読んでみたいな~って思います^^
by リュカ (2010-09-13 23:15) 

hir

面白そうな話ですよね
映画も見応えありそうですが、小説も面白そうですね
小説を読んで、深津さんの演技を堪能してみたいと思います
by hir (2010-09-17 22:10) 

montblanc

☆ikukoさん
文庫版、妻夫木くんと深津さんの表紙だったはずです。
原作では登場人物の描写がありありと目の前に見えるようで
あっという間に読んでしまいました。

☆雉虎堂さん
確かに・・・人は悪人になるものなのでしょうか?
誰しも悪の要素を持っているような気もしました。
特に主人公の心境が難しく感じました。

☆リュカさん
どちらを先にするか悩むところですが、
私も先に原作を読んでみたい派かもしれません^^
映像は自分の想像の予知を与えないくらいにインパクトが強かったり?

☆hirさん
深津絵里さん押しも押されぬ国際派女優になってしまいましたね♪
これからの演技もとても楽しみです^^
予告はちょっとみたのですが、原作はもっと深いような気がしました。
by montblanc (2010-09-17 23:06) 

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