これからの「正義」の話をしよう [一般書]
「山登りをする人には悪人がいない」なんてどこかで聞いたことがありますが、なんの根拠もなく疑わしいものです。誰の心の中にも善と悪が住んでいるのものなのでしょうか?悪いことばかり目について、善いことはなかなか見えません。悪人もいなければ善人もいないような気もします。山でも判断力が大切ですが、進退を問われることはあっても、善悪を問われる場面は稀です。
さて、「正義とは何か?」と真正面から問いかけるこの本。哲学の歴史をひもときながら、私たちの身の周りにあることを例にとって考察していきます。幸福とは、自由とは、美徳とは、一つ一つの問いかけに、私たちの生活の見えなかった側面が照らし出されていくようです。著者のサンデル教授は、先月来日講演されました。「米大統領より高いイチローの年俸は公正か?」「日本は東アジアに謝罪すべきか?」などの問いかけに、白熱した討議がなされたそうです。
この哲学書がベストセラーになっているのは、現代社会において哲学が切実に必要とされているからかもしれません。哲学はいつも私たちの身近にあるものですが、改めて考える続けることの大切さをひしひしと感じます。アメリカだけではなく、日本でも、そして個人においても、考えなければならない問題がたくさんあります。どの方向にも道が開いているのか、八方ふさがりなのか、いずれにせよ進むべき道の手がかりになりそうです。
秋の気配
さて、「正義とは何か?」と真正面から問いかけるこの本。哲学の歴史をひもときながら、私たちの身の周りにあることを例にとって考察していきます。幸福とは、自由とは、美徳とは、一つ一つの問いかけに、私たちの生活の見えなかった側面が照らし出されていくようです。著者のサンデル教授は、先月来日講演されました。「米大統領より高いイチローの年俸は公正か?」「日本は東アジアに謝罪すべきか?」などの問いかけに、白熱した討議がなされたそうです。
この哲学書がベストセラーになっているのは、現代社会において哲学が切実に必要とされているからかもしれません。哲学はいつも私たちの身近にあるものですが、改めて考える続けることの大切さをひしひしと感じます。アメリカだけではなく、日本でも、そして個人においても、考えなければならない問題がたくさんあります。どの方向にも道が開いているのか、八方ふさがりなのか、いずれにせよ進むべき道の手がかりになりそうです。
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
- 作者: マイケル・サンデル
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 単行本
秋の気配
哲学書がベストセラーですか
それだけ、世の中が混沌としているって事なんですかね?
でも、面白そうですね
ストレートに正義って言い切っちゃうあたり、潔くて読んでみたくなります
「米大統領より高いイチローの年俸は公正か?」
「日本は東アジアに謝罪すべきか?」
そんな話も思考論として是非聞いてみたい
興味深い著者ですね
by hir (2010-09-18 20:52)
お写真素敵ですね
夏が厳しかったので
今年の秋はひときわ愛おしいです
サンデル先生の講義で
我が家は「カントブーム」
「誤解を招くような真実」がお気に入りです♪
by 雉虎堂 (2010-09-19 18:09)
☆hirさん
NHKでも放送されていたそうです。
日本での講義の内容も放映予定ありそうです^^
哲学って実は私たちの身近なところにあるって再認識しました。
☆雉虎堂さん
今年は秋がやってこないのかもと思いましたが、
季節はめぐってくるようでほっとしています^^
カントもサンデル先生経由だととても身近に感じるから不思議です!
「誤解を招くような真実」雉虎堂さん得意そうです?
私は対話することの大切さを感じました♪
by montblanc (2010-09-21 00:05)