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アリアドネの弾丸 [一般書]

”バチスタ”に始まる海堂尊の医療ミステリーシリーズ、ずっとファンなのですが、最近では読むのが追いつかないほど。同じ事件でも主人公を替えればそれだけ話ができてしまいそうな?その中でもやっぱり、不定愁訴外来の田口センセイと厚労省技官の白鳥を軸にしたお話が一番しっくりきます。相手の腹をさぐる会話のやりとり面白いです。顔なじみのオールスターキャストが登場し、テンポよく話が展開していきます。事件の設定はありえないような、病因での殺人事件。事件そのものは単純なのに、その謎解きがこれはまた違った意味でありえません。

いつも戸惑ってしまうのが、どこまでが真実ということ。死後画像診断のAi技術とか、現在の医療と司法の関係とか・・・読者がそういうものに関心を持つのも作者のねらいなのでしょうか?今回はCTやMRIの技術解説が詳しかったです。MRIの冷却に液体ヘリウムを使っているのは驚きでした。

先日TVで”バチスタ”の映画を見たのですが、キャスティングにびくり!なんと田口先生が竹内結子さんではありませんか!しかしこれがハマリ役。白鳥役の阿部寛さんもよかったです。ドラマ版はそれぞれ伊藤淳史さんと仲村トオルさんだったはずですが、このキャスティングはちょっと物足りなさを感じてました。でも一度映像をみてしまうと役者さんの影がちらついてしまい困りました。

ちなみに小説中に唯一出てきた山は『船頭多くして船山に登る』ということわざです。


アリアドネの弾丸

アリアドネの弾丸

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/09/10
  • メディア: 単行本



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montblanc

こっそりupした記事にnice!ありがとうございます^^
rssリーダーとか便利なのかなぁ?
so-netのnice!もうちょっと押しやすくなるといいんだけど・・・
by montblanc (2010-10-12 20:42) 

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