白銀ジャック

実は私、スキー場で働いていたことがあります。それくらいテレマークスキーにはまってしまっています。なんとこの小説の10ページ目に「テレマークスキー」という言葉がでてきます。それだけでも食いつかずにはいられません。そればかりか、なんと現在のスキー場事情に精通していることか驚きました。著者の東野さんはきっと雪山を愛してやまない人に違いないと確信しました。

そして、読み進めるととんでもない爆弾が仕掛けられます。そこからは読んでみてのお楽しみです。一つだけ気になったのは、スキー場での事故のこと。スキーやスノーボードにはエッジという金属が板の縁についています。本来は固い雪の上に対して効力を発揮するのですが、一歩間違って人に向かってしまうと凶器になってしまいます。自分がケガしない、他人をケガさせないためのスキーやスノーボードの操作を心がけなければなりません。

ここ数日で急に冷え込んで雪の便りも。秋が追い立てられているようでちょっと寂しい気もしますが、今年の雪に会えるのも楽しみです。スキー場はやっぱりそこを利用する人が主役です。冬の自然は寒くて厳しいですが、一人でも多くの人が雪を楽しめば、山も微笑んでくれる気がします。

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

• 作者: 東野 圭吾
• 出版社/メーカー: 実業之日本社
• 発売日: 2010/10/05
• メディア: 文庫

タグ：テレマークスキー エッジ スキー場

コメント 5

テレマークスキー、初めて知りました。
スキーにも色んな種類があるんですねぇ。
北海道ではもう雪が降ったようですし、
いよいよスキーのシーズンが到来ですね。
by 肉球 (2010-10-29 01:29) 

東野圭吾さんと言えばおっさんスノーボーダーでしたっけ。
ご本人も相当ハマっているんですよね。この本もおもしろそうですね。
テレクークは私は言葉だけ……どうもスキーの才能は皆無のようで、
雪の上をぽくぽく歩いている方が合ってるようです（T_T）
雪景色を見ているのは飽きないです。

by mint_tea (2010-10-29 20:34) 

秋がない、、、今年はそんな感じですね
スキー場での事故、、、昔、よく見かけました
人がたくさんいて、スピーカーからは音楽まで流れて、そんな中で山だってことを忘れがちです
きちんとリスクを避けてして楽しみたいものですね
出版業界も様々な工夫をして本を売ろうと努力していますね
東野圭吾のビックネームでさえ、ハードカバーを出さないで最初から文庫ですか、、、
本、全体が売れないのか、、
東野圭吾だから売れて当然で、最初から文庫なのか、、、
確かに文庫の方が手に取りやすい気はします
東野圭吾が仕掛ける爆弾、、、気になりますねえ（笑）
by hir (2010-10-31 09:29) 

☆肉球さん
スキーの種類もさることながら、スキーの板の形状の変化にはほんとにビックリします。今のスキーがおしゃもじならば、昔のスキーは割りばしのようです＾＾

☆mint_teaさん
おお！ボーダーだったのですね。この本の中ではちょっと悪者役で、それはあんまりだと感じました。雪景色ほんとに素敵です。普段足を踏み入れることのできないところにいけるもの魅力です。特に雪の森は大好きです＾＾

☆hirさん
今はゲレンデが空いている分、以前ほどの衝突事故は起きなくなりましたが、ゲレンデとバックカントリーの境界がちょっと問題になっています。
雪の下に眠っているものは、もっと穏やかなものがいいですね＾＾
クマさんとか春とか？
by montblanc (2010-11-01 23:29) 

f-6DQU|m, peachkiss.com/sp, 自分がテレホンセックスにはまったワケ, http://peachkiss.com/sp/?page_id=13
by 自分がテレホンセックスにはまったワケ (2011-12-08 19:02)