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本は、これから [一般書]

「本とは何か?」を改めて考えさせられるエッセイ集です。書き手、読み手、作り手?本に関わる37人の方が執筆しています。iPadをはじめとする電子書籍の出現を受けて編集されたようですが、紙の本の素晴らしさを伝える内容がほとんどです。本に対する熱い想いと冷静な考察が伝わってきます。

本には存在があり、出会いがあり、記憶が残ります。自分自身の記憶をたどってみると確かにページをめくった記憶が甦ってきます。iPadの青空文庫、古典の豊富なコンテンツに目をみはります。内容は紙の本と同じはずですが、私にとってはなぜかしっくりきません。

口で語られた言葉、手で書かれた文字、やはり紙の本は人の近いところにある存在のような気がします。身の回りにある電化製品は、私たちの生活を便利にしてはくれますが、なくても困らないと私は思ってしまいます。だけど、本がなかったら私は生きてはいけません。(ちょっとおおげさかもです。)

本は、これから (岩波新書)

本は、これから (岩波新書)

  • 作者:池澤夏樹編
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/11/20
  • メディア: 新書


氷結した湖上の島の氷のモール

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コメント 3

リュカ

やっぱりこれからも、紙の本を読み続ける気がします。
DSのソフトで文学集が読めるのを持ってるのですが
全然頭に入ってこないんです。
同じ活字でも、紙とはどこか違うようです。
by リュカ (2011-02-24 19:55) 

mint_tea

私もPC上では読めません。何かしっくりこないし目も疲れるし……
蔵書や検索、資料としてや、自費出版の門戸を広げたりetc
という観点では良い面もあると思いますが。。
私も本を読むなと言われたら生きていけません^^;
by mint_tea (2011-02-28 18:41) 

montblanc

☆リュカさん
視覚的な問題ではないのでしょうね。
人の感覚ってあてにならないようで意外に正しかったりします。
ロゼッタストーンとか石に刻まれた文字(レプリカでも!)、読めないけれど伝わってくるものがあります。
ブログは電子文字でも気にならないのですが、製本されたリュカさんのブログは感じが違いますか^^?

☆mint_teaさん
本の文化これからも大切にしたいですね。
mint_teaさんだと木簡とか巻物が思い浮かんできました^^
紙に墨で記された個性ある文字たち、読めないけれど見飽きることがありません。
by montblanc (2011-03-02 05:24) 

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