サンカクノニホン [写真集・詩集・絵本]
『6852』 この数字は日本にある島の数です。なんと肉眼で確認できる夜空に輝く星より多いのにびっくりです。そのうち人が住んでいるのが400程度だとか。日本の形、あまり考えてもみませんでしたが、北海道があって、本州、四国、九州・・・北から覚えている島を指折り数えてみてもとても足りません。
この本の著者の伊勢華子さんは、日本の島をめぐって写真をとり、そこに住む人達の声を聴いてこの本を書かれたそうです。日本は島国であるというとき、何か閉鎖されたようなイメージがありますが、日本列島の北から南、西から東、こんなにもいろんな気候や文化を持つ島々があることの多様性に驚くばかりです。
登山で人気なのはやっぱり縄文杉で有名な鹿児島の屋久島でしょうか。宮之浦岳が有名です。北は北海道の利尻島、利尻富士で知られる利尻岳がそびえています。どちらも個人的に機会あればぜひとも訪れてみたいところです。本州が世界で7番目に面積が大きな島であること、北海道が21番目であることも初めて知りました。
この本の著者の伊勢華子さんは、日本の島をめぐって写真をとり、そこに住む人達の声を聴いてこの本を書かれたそうです。日本は島国であるというとき、何か閉鎖されたようなイメージがありますが、日本列島の北から南、西から東、こんなにもいろんな気候や文化を持つ島々があることの多様性に驚くばかりです。
登山で人気なのはやっぱり縄文杉で有名な鹿児島の屋久島でしょうか。宮之浦岳が有名です。北は北海道の利尻島、利尻富士で知られる利尻岳がそびえています。どちらも個人的に機会あればぜひとも訪れてみたいところです。本州が世界で7番目に面積が大きな島であること、北海道が21番目であることも初めて知りました。
サンカクノニホン―6852の日本島物語 (シリーズ・自然いのちひと)
- 作者: 伊勢 華子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/03
- メディア: 大型本
壁の本 [写真集・詩集・絵本]
登山の世界で壁と言えば、高くそびえる岩壁。何を好き好んでと思われるかもしれませんが、そんなところも登る対象なのです。立ちはだかる岩壁の弱点を見つけ出し、いかにラインを引いて高みに達するか、崇高なアルピニズムの世界です。ヨーロッパアルプスの三大北壁をはじめ、世界中の岩壁に多くの歴史がきざまれています。
この本に登場するのは、山ではなく、私たちの身の回りにある壁のアルバム。雉虎堂さんが紹介されていました。街の中にはいかに壁であふれていることか。なのに私たちは、壁の間の路をスタスタと通り過ぎてしまうことがほとんどです。この本を読んで足を止めて壁をみつめてみると・・・もう、すっかり壁のとりこになってしまいます。アーティステッィクな表情はもちろん、壁は人々の生活を映し出す鏡のようでもあります。
そもそも壁とはなんだろう・・・内と外とを隔てるもの?どちらが内でどちらが外なのか?西と東を隔てていた壁は崩れました。祈りをささげる壁もあります。万里の長城とか、外敵からの侵略を守る壁もあります。人間の皮ふもある種の壁と言えるのでしょうか。そんなことを考えていると目の前に大きな壁が見えてきました。がむしゃらにぶつかってみようか悩むところですが、もう若くはないので、まずは厚さと固さを確認してから対策を立てるべきでしょうか?
この本に登場するのは、山ではなく、私たちの身の回りにある壁のアルバム。雉虎堂さんが紹介されていました。街の中にはいかに壁であふれていることか。なのに私たちは、壁の間の路をスタスタと通り過ぎてしまうことがほとんどです。この本を読んで足を止めて壁をみつめてみると・・・もう、すっかり壁のとりこになってしまいます。アーティステッィクな表情はもちろん、壁は人々の生活を映し出す鏡のようでもあります。
そもそも壁とはなんだろう・・・内と外とを隔てるもの?どちらが内でどちらが外なのか?西と東を隔てていた壁は崩れました。祈りをささげる壁もあります。万里の長城とか、外敵からの侵略を守る壁もあります。人間の皮ふもある種の壁と言えるのでしょうか。そんなことを考えていると目の前に大きな壁が見えてきました。がむしゃらにぶつかってみようか悩むところですが、もう若くはないので、まずは厚さと固さを確認してから対策を立てるべきでしょうか?
ちひろBOX [写真集・詩集・絵本]
やわらかいタッチの淡い水彩画、そこに描かれている子どもたちは、透明でありながら不思議な存在感があります。色とりどりのチューリップや風船の絵は、心をやさしい気持ちにさせてくれます。すべての絵があたたかいまなざしにあふれていると言っていいかもしれません。
私が小学校に入学したときの女の先生がちひろの絵が好きで、教卓に飾ってあったような気がします。病弱にも関わらず、やんちゃだった私をときには厳しく(本当に心配をしていてくれたんだと今だから思います)、そしていつも暖かく見守ってくれていました。ちひろの絵を見るたびに今はちひろと語らっているかもしれないこの先生のことを思い出します。
この本は安曇野のちひろ美術館のお土産でいただきました。どこかで見たことがある絵を見るたびになつかしく、心の中にちゃんとしまってあったことがうれしくなります。でもちょっぴりせつなくなったりもします。
私が小学校に入学したときの女の先生がちひろの絵が好きで、教卓に飾ってあったような気がします。病弱にも関わらず、やんちゃだった私をときには厳しく(本当に心配をしていてくれたんだと今だから思います)、そしていつも暖かく見守ってくれていました。ちひろの絵を見るたびに今はちひろと語らっているかもしれないこの先生のことを思い出します。
この本は安曇野のちひろ美術館のお土産でいただきました。どこかで見たことがある絵を見るたびになつかしく、心の中にちゃんとしまってあったことがうれしくなります。でもちょっぴりせつなくなったりもします。