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登山の運動生理学百科 [遭難・セルフレスキュー]

とてもとてもご無沙汰してしまいました。私は、あいかわらず元気です。
週はじめに蝉の鳴き声を聞きました。梅雨明けも間近かなぁと思っていたら、あっけなく梅雨明け宣言。梅雨明け10日は登山には絶好のチャンスというけれどあまりぱっとしないお天気が続きます。

一月前に本当に久しぶりに試験なるものを受けました。試験のヤマは外れてしまったものの、なんとか受かってしまったみたいでちょっと嬉しいです。
必読指定の参考図書がこの本です。本棚から引っ張り出してきて、目を通して見ましたが、疲労やトレーニング、専門的な内容ではクライミングや高所登山とその内容はとても理にかなったものです。スポーツは体の仕組みを知った上で行なうと、効率よく体を使うことができるばかりか、ケガや事故の防止に役立ちます。経験から学ぶことも多いのですが、思い込みであることも少なくありません。知識と経験が結びつくことによって行動中の判断の力になり、行動に余裕が生まれます。

熱中症の項目が試験に出ました。登山による1時間あたりの脱水量は、体重(kg)×5gになります。例えば、体重60kgの人で1時間300mℓ、5時間行動すると1800mℓ。失った水分の補給、分かっていてもなかなか難しいです。


登山の運動生理学百科

登山の運動生理学百科

  • 作者: 山本 正嘉
  • 出版社/メーカー: 東京新聞出版局
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本

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レスキュー最前線 [遭難・セルフレスキュー]

新年の挨拶もしないまま、立春が過ぎてしまいました。来訪頂きました皆様ありがとうございます。何かと心配ごとが多いですがおだやかな年であって欲しいものです。

さて、今年紹介させて頂く1冊目は、この本。山岳警備隊は、警察組織で山での遭難救助にあたります。助ける側の現場での生の言葉が胸に刻まれます。最近ではヘリコプターを使った空からの救助が多くなっていますが、救助する方も常に危険と隣り合わせです。携帯電話を使った安易な救助要請も少なくないようです。

年頭から昨年の山岳遭難事故の集計がニュースになっています。北アルプスのお膝元である、長野、岐阜、富山でも遭難件数が増加しています。圧倒的に中高年の登山者が多く、原因は転倒や滑落、持病や道迷いなどが目立ちます。登山は一歩間違えると、登山者本人ばかりでなく、仲間や家族、周りの人たちを巻き込んだ大事故につながってしまいます。

遭難事故を起こさないというよりは、笑顔で登山を楽しむために、現在山で起きている事故事例を教訓とし、未然に防ぐ心構えが大切です。

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レスキュー最前線 長野県警察山岳遭難救助隊

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 2011/11
  • メディア: 単行本


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ミニヤコンカ奇跡の生還 [遭難・セルフレスキュー]

未だ多くの方の所在がつかめないニュージーランドの地震、剱岳山域での山岳警備隊の事故、ショックな出来事が続いていてなんともやりきれません。

一瞬の間も惜しんで懸命に続けられる救助作業、生きて帰ってほしいという家族の想い・・・突然襲ってくる災害にあまりにも人は無力で命ははかないものです。地球のちょっとした気まぐれな動きに人の運命は飲み込まれてしまいます。どんな環境にあっても生きのびるという強い意志と生命力、そして生還を望むみんなの想いが奇跡を起こすことを願わずにはいられません。

この本は、1982年、登頂が困難な中国四川省のミニヤコンカ(7556m)で遭難した著者が、19日間の壮絶なサバイバルの末、生還したお話です。仲間とも別れ、肉体は傷つき、食べるものもなく、極限の状態から生きのびられた要因は何なのか?勇気を与えてくれる一冊です。昨秋、『ヤマケイ文庫』が創刊されて山の名著が読みやすくなっています。


ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

  • 作者: 松田宏也
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: 文庫



タグ:遭難 奇跡 生還
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