テルマエ・ロマエ (コミック) [山岳小説ほか]
7月1日づけの新聞に1面を使って書かれていたマンガ、あまりにインパクトが強くて覚えていたのですが、本屋さんに平積みされていました。帯のコピーもすごいです。これ以上、面白いマンガはないらしい・・・。
まず題名からして何のことか分かりません。人の名前?何の前(マエ)?ROMÆはローマのこと?ラテン語?表紙も奇抜です。男性の裸体の石膏デッサン。赤い手ぬぐい(アカスリ?)を肩にかけ、風呂桶を片手にしています。
うれしいことに富士山が登場するではありませんか!(銭湯のですけど・・・。)驚いたことにそれがポンペイのヴェスビオス火山とつながってしまうのです。それだけではありません。山の麓の温泉が登場するのです。紙上では特定されていませんが、サルの入る温泉と言えば長野は湯田中渋温泉郷の地獄谷温泉、オンドル小屋があってしょっつると言えば秋田の八幡平温泉郷、絵の感じからすると後生掛温泉ではなくて大深温泉が思い浮かびます。
日本人ほどお風呂が好きな国民もいないかもしれません。ちなみに私はカラスです。100数えることができません。
まず題名からして何のことか分かりません。人の名前?何の前(マエ)?ROMÆはローマのこと?ラテン語?表紙も奇抜です。男性の裸体の石膏デッサン。赤い手ぬぐい(アカスリ?)を肩にかけ、風呂桶を片手にしています。
うれしいことに富士山が登場するではありませんか!(銭湯のですけど・・・。)驚いたことにそれがポンペイのヴェスビオス火山とつながってしまうのです。それだけではありません。山の麓の温泉が登場するのです。紙上では特定されていませんが、サルの入る温泉と言えば長野は湯田中渋温泉郷の地獄谷温泉、オンドル小屋があってしょっつると言えば秋田の八幡平温泉郷、絵の感じからすると後生掛温泉ではなくて大深温泉が思い浮かびます。
日本人ほどお風呂が好きな国民もいないかもしれません。ちなみに私はカラスです。100数えることができません。
岳 12巻 (コミック) [山岳小説ほか]
なんとなんと主人公の島崎三歩はスキーの名手でもあったのです!第5話の表紙に急斜面で雪を蹴散らすアグレッシブなスキーシーンがあってもしやと思ったのですが、本文には登場せず。使っているスキーは私も愛用しているB社のもの、ひょっとしてイラストのみ?と思ったのですが、期待は裏切られませんでした。
7話と8話はスキー場からコースアウトしたボーダーが雪崩にあって遭難しまいます。そこで三歩は救助に大活躍。遭難に至る過程は納得できますが、救助はちょっとマンガです。遭難位置の特定と救出は困難極まりないはずです。雪に埋まってしまうと音も遮断されてしまう可能性が高いです。
帯に映画化の情報がありました。2011年公開だとか。主人公は小栗旬さん。ちょっといいオトコすぎるような気がするのですが・・・それにしてもハードな救助シーンどうやって撮影するのでしょう?撮影の過程で俳優も山男に変えてしまうかもしれません。久美は長澤まさみさんみたいです。
7話と8話はスキー場からコースアウトしたボーダーが雪崩にあって遭難しまいます。そこで三歩は救助に大活躍。遭難に至る過程は納得できますが、救助はちょっとマンガです。遭難位置の特定と救出は困難極まりないはずです。雪に埋まってしまうと音も遮断されてしまう可能性が高いです。
帯に映画化の情報がありました。2011年公開だとか。主人公は小栗旬さん。ちょっといいオトコすぎるような気がするのですが・・・それにしてもハードな救助シーンどうやって撮影するのでしょう?撮影の過程で俳優も山男に変えてしまうかもしれません。久美は長澤まさみさんみたいです。
芙蓉の人 [山岳小説ほか]
今日7月1日は、富士山の山開き。山頂付近にはまだ雪が残り、この日のために関係者で除雪したそうです。一般的な登山シーズンはたったの2カ月ほど、高さも人気も日本一ですが、その気象の厳しさも日本一なのです。
改めて読んだこの山岳小説。「壮絶」な内容です。明治時代に富士山頂での高層気象観測に大志を抱き、初の厳冬期の登頂を成し遂げ、さらには山頂に小屋を建てて越冬観測に挑んだ野中至の実話がベースになっています。さらに驚くことには、夫や姑が絶対だったその時代、妻の千代子は夫を助けるために、周囲の反対を押しきって冬の富士へ向かうのです。
小屋とは名ばかりの閉ざされた空間と想像を絶する寒さの中で2時間おきに休みなく観測を続けます。寒さばかりでなく、睡眠不足や栄養失調から、体はむくみ、意識は朦朧とし、体がむしばまれていきます。私の知り合いの女子は、この本を読んで山登りを始めたと言っていましたが、私はこれを読んでいたら絶対に山登りはしていなかったでしょう。氷点下の山の厳しさを知った今でもこんな過酷な環境には耐えられません。
山開き、海開き、そして夏休みです。老若男女を問わず、大自然の中で楽しい体験をして欲しいものです。
改めて読んだこの山岳小説。「壮絶」な内容です。明治時代に富士山頂での高層気象観測に大志を抱き、初の厳冬期の登頂を成し遂げ、さらには山頂に小屋を建てて越冬観測に挑んだ野中至の実話がベースになっています。さらに驚くことには、夫や姑が絶対だったその時代、妻の千代子は夫を助けるために、周囲の反対を押しきって冬の富士へ向かうのです。
小屋とは名ばかりの閉ざされた空間と想像を絶する寒さの中で2時間おきに休みなく観測を続けます。寒さばかりでなく、睡眠不足や栄養失調から、体はむくみ、意識は朦朧とし、体がむしばまれていきます。私の知り合いの女子は、この本を読んで山登りを始めたと言っていましたが、私はこれを読んでいたら絶対に山登りはしていなかったでしょう。氷点下の山の厳しさを知った今でもこんな過酷な環境には耐えられません。
山開き、海開き、そして夏休みです。老若男女を問わず、大自然の中で楽しい体験をして欲しいものです。