岳 11巻 (コミック) [山岳小説ほか]
雑誌に連載されている山岳マンガです。単行本は半年に1回のペースで刊行されていて新しい巻がでるのが楽しみになっています。連載から早くも5年、何気なくロングセラーです。
北アルプス(主に穂高周辺)で遭難救助をするお話です。今回は一話一話のストーリーがよく作り込まれているような気がしました。遭難の話だけでなく、自然の美しさに癒されたり、生還したり、どんな逆境に陥っても前に向かって進もうとする姿に心打たれました。
穂高の玄関口でもある上高地は、私が山登りを始めたところ。目を閉じると梓川ごしにそびえる穂高の吊尾根が脳裏に浮かんできます。吊尾根とは2つの頂上(奥穂高岳と前穂高岳)を吊り橋のようにきれいな稜線が続いているのです。ゴールデンウィーク前に一般の観光でもいけるようになります。麓から徐々に新緑が登っていきます。
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今週末は黒姫高原でテレマークスキーヤーの一大イベント
「てれまくり2011」が行われます⇒公式HPはこちら
雪を愛する仲間がたのしい時間を過ごせますように!
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北アルプス(主に穂高周辺)で遭難救助をするお話です。今回は一話一話のストーリーがよく作り込まれているような気がしました。遭難の話だけでなく、自然の美しさに癒されたり、生還したり、どんな逆境に陥っても前に向かって進もうとする姿に心打たれました。
穂高の玄関口でもある上高地は、私が山登りを始めたところ。目を閉じると梓川ごしにそびえる穂高の吊尾根が脳裏に浮かんできます。吊尾根とは2つの頂上(奥穂高岳と前穂高岳)を吊り橋のようにきれいな稜線が続いているのです。ゴールデンウィーク前に一般の観光でもいけるようになります。麓から徐々に新緑が登っていきます。
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今週末は黒姫高原でテレマークスキーヤーの一大イベント
「てれまくり2011」が行われます⇒公式HPはこちら
雪を愛する仲間がたのしい時間を過ごせますように!
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雪国 [山岳小説ほか]
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」あまりにも有名な冒頭の一節。しかし、その先のあらすじがおぼろげです。立春の前の節分の日に読み返してみました。
内容を覚えていないのもそのはずです。愛や雪国のこと、ちっとも知らなかったのですから・・・今あらためて読んでみると雪国の美しさが際立っています。スキーや山の話も盛りだくさんなのが意外でした。しかもスキーが「スキイ」と書かれているだけで感じ入ってしまいます。山への誘いの書と言ってもいいくらいです。目を閉じると雪国の情景ばかりが浮かんできます。
なぜ山へ登るのか?なぜ人を愛するのか?どこかでつながっているのかもしれないなぁと思いました。愛も山登りも徒労に過ぎないなんて一節があると切なくなってしまいますが・・・
お話は一人の男性(島村)が見る二人の女性(駒子と葉子)のお話です。最後に火事のシーンが出てきます。雪の中での炎や人の心の動きがとても印象的です。人の命は時には激しく、時には静かにゆらめく炎のようなものなのかもしれません。
内容を覚えていないのもそのはずです。愛や雪国のこと、ちっとも知らなかったのですから・・・今あらためて読んでみると雪国の美しさが際立っています。スキーや山の話も盛りだくさんなのが意外でした。しかもスキーが「スキイ」と書かれているだけで感じ入ってしまいます。山への誘いの書と言ってもいいくらいです。目を閉じると雪国の情景ばかりが浮かんできます。
なぜ山へ登るのか?なぜ人を愛するのか?どこかでつながっているのかもしれないなぁと思いました。愛も山登りも徒労に過ぎないなんて一節があると切なくなってしまいますが・・・
お話は一人の男性(島村)が見る二人の女性(駒子と葉子)のお話です。最後に火事のシーンが出てきます。雪の中での炎や人の心の動きがとても印象的です。人の命は時には激しく、時には静かにゆらめく炎のようなものなのかもしれません。
フィンランド 豊かさのメソッド [山岳小説ほか]
フィンランド、飛行機で行くと日本に一番近いヨーロッパ?最近は教育や福祉で取り上げられることが多いけれど、いったいどんな国なのでしょう?
広さは日本より、ちょっと小さいくらい。そこに北海道(横浜または福岡)ぐらいの人が住む森と湖の国。サンタさんがいて、ムーミンがいる。シャイで我慢強い国民性?だから携帯電話(Nokia)も広まったし、サウナの文化もある?
人が密であれば社会はしっかりと支えあえるような気もしますが、人と人との関係が希薄になっていくようにも感じます。逆に人と人との間に距離があれば、一人一人が自立し、他の人との関係も密になるのではないかと、ふと思いました。
光もあれば、影もあります。様々な視点からフィンランドを知るのにうってつけの本でした。日本の文化との比較も面白いです。先に『フィンランドの教育力―なぜ、PISAで学力世界一になったのか (学研新書)』という新書を読んだのですが、こちらは教育がメインです。どちらも帯や表紙には「学力調査(PISA)1位」という文字が躍りますが、色眼鏡をかけないありのままのフィンランドを知れば、ただなくべくしてそうなったのだと納得できます。
広さは日本より、ちょっと小さいくらい。そこに北海道(横浜または福岡)ぐらいの人が住む森と湖の国。サンタさんがいて、ムーミンがいる。シャイで我慢強い国民性?だから携帯電話(Nokia)も広まったし、サウナの文化もある?
人が密であれば社会はしっかりと支えあえるような気もしますが、人と人との関係が希薄になっていくようにも感じます。逆に人と人との間に距離があれば、一人一人が自立し、他の人との関係も密になるのではないかと、ふと思いました。
光もあれば、影もあります。様々な視点からフィンランドを知るのにうってつけの本でした。日本の文化との比較も面白いです。先に『フィンランドの教育力―なぜ、PISAで学力世界一になったのか (学研新書)』という新書を読んだのですが、こちらは教育がメインです。どちらも帯や表紙には「学力調査(PISA)1位」という文字が躍りますが、色眼鏡をかけないありのままのフィンランドを知れば、ただなくべくしてそうなったのだと納得できます。